さて、無事にTerm8まで終わるとインドにしては珍しくわずか2~3日で成績が出た。

今までタームの成績を出すだけで2か月かかっていたことに比べると恐ろしいほど早い。

で、その成績が発表されるのと時を同じくして、成績優秀者と表彰者が発表される。

何かしら賞をもらうと記念品や賞状などがもらえるというわけだ。

 

また、今年は少し異例でなんとモディ首相が来校した。

ただ、さすがに卒業式そのものに来るわけではなく、卒業の一週間ほど前に別途ISBの20周年記念ということでの来訪であった。

実はこのような形で経営大学院を訪問するのはインドで初のことらしく、IIMよりも先にモディ首相が来た、ということでキャンパス内その話題一色になった。

 

当該セレモニーは卒業生に向けたスピーチだけでなく、何と成績優秀者(上位5名)と生徒会役員(生徒会長を含む7名)はモディ首相と撮影会があった。また、成績上位者(上位5名)と特別表彰上位者(All Rounder Award(課外活動等で最も活躍したもの3名)とParmeshwar Godrej Award(ISB在籍中に最も活躍した女性への賞)の受賞者)はモディ首相から直接メダルを手渡しでもらった。

自分は数少ない外国人ということで方々にメールし、在籍する外国人全員とモディ首相で記念撮影ができないか画策したものの、当然ながら失敗に終わってしまった。。。

学校が行っているプロジェクトや行事にそれなりに自分は参加しており、結構モディ首相来日に関する情報については、校内のキーマンまでおさえていたつもりであったし、外国人パワーを使うと普段は結構無理な要求が通るのだが、さすがにこればかりは無理だったのだろう。

こんなことなら人気のなかった生徒会役職にでもついておけばよかった、とおもったのだがといっても後の祭りだ。

 

↑部屋の周りにまで警備兵が               ↑警備の方の朝会

 

来校にあたっては物凄い警備体制だった。2~3日前から軍および警察が見回りを開始し(警備の人数はキャンパス内だけで2000名)、昼にガサゴソ音がすると思って外を見たら銃を持っている軍人が歩いていた。軍用車もそこかしこに停まっていて落ち着かない日々が数日続いた。キャンパスの出入りも原則禁止になり、日課のジョギングすらはばかられた。ただ、終わった瞬間に本当にいたのかと思うぐらい一瞬で撤退していった。

 

また、モディ首相が来るにあたって、安全を考慮してか今まで存在しなかった道がキャンパス内に突貫工事で作られた。なお、モディ首相が去った後もその道は埋められることなく少し不自然なキャンパスへの荷物搬入路として残った。

 

 

さて、肝心のモディ首相のスピーチだが、全国中継されていたが、Hindiでの演説なので全く内容がわからない。

しかも誰も訳してくれないし、久しぶりに完全な置いてきぼりを食らった。

ただ、物凄い熱量での演説であり会場は大いに沸いた。