スペイン1部でトレーナー10年 千葉 パフォーマンスを上げるにはまず体を楽に使えるようになる事 ケガする選手には同じ原因あり

スペイン1部でトレーナー10年 千葉 パフォーマンスを上げるにはまず体を楽に使えるようになる事 ケガする選手には同じ原因あり

スペインリーグで10年、Jリーグでのトレーナー時に、トップの選手はなにかしらケガを抱えてる選手多いものです
またケガをしない選手というのは、体を楽に動かす術を心得ています。ケガをしない体へ…

『筋肉の仕事は骨を動かすことで

 それ以上でも以下でもない』

 

この言葉を10年以上前に聞いたのですが、

聞いた時まさにこれだ、、、と思いました。

 

改めて思いますが、人の体を診るにあたり、

これもの凄く重要な事です。

 

 

と同時に、自分が人の動きを見たり施術する際

にも、まずこの事を常に考えます。

 

人間の体はどういう仕組みで

動いているのでしょうか?

 

 

この最も基本的であり重要なポイントを、

見過ごしている事が多いものです。

 

その筋肉が動かす『骨』でありますが、

人間には206個あると言われています。

 

 

骨と筋肉が繋がり、関節が支点となることで、

私たちは足を動かしたり腕を

曲げたりすることができます。

 

骨そのものには動くという機能はありません。

靱帯や腱で骨は繋がっていますが、

靱帯も自ら収縮する機能はなく、

骨と骨のつなぎ役のみです。



じゃあどうやって骨を動かすのか、

骨と骨のつなぎ目である関節を、

ひとつまたは二つまたいで存在する

筋肉という組織が、

その役割を果たしています。

 

人間の体が動くという事は、

 

関節の角度が変わる』

 

という事です。


 

 

実際には単独の関節のみが動くという

ことはありえず、全身の関節が

連携連動することによって

人間らしい動きを行うことが

出来るとも言えます。



多関節が連携連動するということは、

当然筋肉も単独で仕事をするということ

はあり得ず、全身の筋肉が協調して

収縮し、目的とする動作を行ってくれます。



そう考えると、、

 

『筋肉の仕事は骨を動かすこと』

 

になるのです。

普段の日常生活動作、踊りやダンス、

そしてスポーツ動作、すべては筋肉の収縮に

より起こる関節の角度変化がなせる業です。


しかしながら、スポーツ分野においては

筋肉至上主義とも思える考え方が主流です。


もちろん筋肉は大切ではありますが、

大きくて強い筋肉を獲得すれば動きが

良くなり、競技動作が向上すると信じて

疑わない人が多いのも事実です。

 

 


筋肉の大きさや強さだけで、

動作の巧みさや、巧緻性を

改善できると本気で思っている方が多いのも

事実です。

自分の体(全身の骨格)を自分の思った通りに

動かせるかどうかが巧緻性です。

いかに素早く動けるか、

『関節の角度』を変えられるか、

そのために必要な筋力とはと、

考えて行けば大きさ強さだけの問題ではない

ことは分かって頂けると思います。


しかしながら、、

 

トレーニングの効果を客観的にしたい

と思うのも仕方がないことで、

今日は何キロを持ち上げられた、

何回出来るようになった、

体重が増えた体が大きくなったという

数値で表せるようになるのも仕方がありません。

レベルがそこまででもなければ、

そのやり方でもなんとかなるでしょう。
しかし、レベルが高くなればなるほど、

それだけでは通用しない何かを感じるはずです。



人間の体は骨盤と背骨を中心として

6方向への可動性を持っています

 

 

人間らしい動きが出来る為には一番大切です。

頭を下げてお辞儀をする、

頭を後方に倒して後ろに反る、

左右に体を倒す、

そして左右に体を捩じるという

6方向です

その動きをしやすくしているのが

骨と骨の間に適度な

 

『スキマ』があることです。


その基本となる体幹部分の

6方向の動きに連動して、

手足の動きが付いてきます。

ではその6方向の動きを行っている

骨盤と背骨を動かしてくれている

筋肉はどこの筋肉でしょう?

 


両手を強く握って

胸やお腹にぐっと力を入れた状態で、

今いった6方向の動きを行ってみてください、、、

 

その状態ではスムーズな

6方向の動きは出来ないはずです、、、



気づいた方も居たかもしれませんが、

体の前側の筋肉は体をかがめる、

 

『屈曲』させること

 

が仕事ですから背骨を6方向に動かすどころか、

動きを邪魔するブレーキとして働いてしまうのです。



背骨の位置はどこでしょう?

立位にて前から見ると

左右の中央にありますが、


真横から見た時胴体の

真ん中にはありませんよね、


背中の後ろ側にあり、

突起部分を手で触れる事出来ます。

なんとなく分かった方もいるでしょうが、

基本である6方向へ骨を動かし

 

『関節の角度』

 

を変えてくれている筋肉は、

 

『背中』

 

にある筋肉なのです。

ところが多くの方達は背中の筋肉を

使っているという感覚がないのです。

 

それより前側の筋肉を使った方が力も

強いし、見た目も良くなるので、

トレーニングで鍛えるべきは

前側の筋肉だと思い込んでしまうのです。


もちろんトレーニングは目的を持って行います。


ボディービルダーやそれに準ずることを

目的としている人たちは、

一般の方が健康目的で行ったり、

スポーツ選手が競技力向上を

目的として行うトレーニングとは

全く目的が違う訳です

にもかかわらず、そのトレーニングの先に

各々が目的とする競技力向上が待っていると

信じているのです、、



筋肉の仕事は骨を動かすこと、

動作が巧みだということは、

骨の動かし方が上手いということ、

 

骨をうまく動かして関節の角度を変えて、

全身の関節の角度変化を連携連動させるために

必要な筋肉の役割とはなにか、、、

 

結果として導き出されたのが

 

『屈筋ではなく、伸筋主導の体の使い方』

 

なのです。


僕はサッカー選手を主に見ているので、

体作りより動き作りの方が重要だと思ってて

(動き作りのトレーニングしても体もつく)

パワーよりも、素早さの方が

大切だと思ってます。

もちろん、いろいろな競技、芸術等があり、

それぞれの目的により最適なトレーニングを

行っていけばいいと思っています。



ただ、今行き詰まっていて、

少しでも向上したいと思ってるのなら、

こういう考え方も知り、

試してみるのもありかもしれません。


『筋肉の仕事は骨を動かすことで

 それ以上でも以下でもない』

 

ではでは、、、