いつもありがとうございます
シャイニーヘアーです
雨が続いています
まだ心配事は尽きませんね
さて日々のヘアケア・髪の性質
熱変性について
書かせて頂きます
「髪の毛は主にたんぱく質で出来ている」
っと言う事を以前書かせてもらいましたが
髪の毛は全体の80%が
たんぱく質(ケラチン)で出来ています
そしてたんぱく質は
熱を加えると
状態が固まってしまう性質を持っています
これを熱変性というわけですね
よく卵に例えて言われることが多いです
生卵(たんぱく質)に熱を加えると
目玉焼き・ゆで卵になって固まってしまいます
髪の毛(たんぱく質)も同じことが起こっているのです
そしてこの熱変性は
乾いている髪は130~150℃位から
濡れている髪は40~60℃位から
始まります
熱変性が髪の毛内部で起こってしまうと
髪内部のたんぱく質の並びに乱れがおこり
空洞が出来てしまいます
空洞はそのままダメージホールとして残りますので
髪が濡れたりしてキューティクルが開く状態になると
そこから成分や水分が流れ出てしまいます
そしてそこから更にダメージが大きくなって・・・っと
悪循環が生まれてしまうわけです
ちなみにシャイニーのトリートメントは
この髪の毛の空洞化を
埋める成分として毛髪内密度を高める
SSVRシルク【毛髪補修成分】
に着目し配合されています
話を戻します
髪のダメージが大きくなればどうなるか・・
髪がゴワゴワ・パサパサになりまとまらない
カラーが綺麗に染まらない
パーマが綺麗にかからない
良いこと何もないです
日々のヘアケアとして
髪のダメージをいかに抑えるか
髪への温度が重要になるわけですね
ドライヤーに関しては前回話したように
熱を分散させながら乾かす
温度に合わせて距離をとる
こちらが大事になります
髪から距離が離れればそれだけ温度は下がり、
温度が120℃のドライヤーの場合10cm離せば100℃、
15cm離せば90℃程度まで温度が落ちるそうです
そして、乾かす最適温度の目安ですが、
硬くてしっかりしている髪質→【100℃】
普通毛→【80℃】
柔らかくしなやかな髪質→【60℃】
吹き出し口の温度をさしているので
実際髪に触れる温度はもう少し下がると思います
冷風と温風を交互に使うのもあり
そしてヘアアイロンやコテの様に
高温のものも使い方には注意が必要です
最近は200℃を超えるものまで
出てきてますが
とても危険です
僕たち美容師が
高い温度で短時間に仕上げるのには
良いかもしれませんが
僕でさえほとんど使いません
先日お客様が
「いつも伸びなくて210℃でやってるんだよ」
なんて言ってましたが
髪はとんでもなく傷んでました
慣れた方でも180℃
出来れば150℃~160℃
慣れない方は140~150℃
自信がなければ120℃
を目安に使用してもらいたいです
ですが温度が低ければ良いわけでは無く
「髪が傷みそうだから…」と、低めの温度で
同じ毛束に何度も・じっくりと通すのはNGです
髪への摩擦を増やし、髪へ過度に熱を与えることとなり
キューティクルを傷付け熱変性を及ぼす恐れも…
パチン!っと力強く挟まず
できれば1回、多くても2、3回までに
ストレートになるようにしてください
濡れた髪には絶対に使用しない
事前にしっかりと髪を乾かしてブローしてから
ひと手間、クリームやオイルを付けた時も
ちゃんと乾かしてくださいね
そして熱を同じ場所に長時間当てない
コテなどカールをしっかり出したくても
長くて5秒位までです
ヘアカラーを変えたい
ヘアスタイルを変えたい
そんな時にも髪のダメージは関わってきます
道具は上手に使い
髪のダメージを抑えていきましょう
ありがとうございました