「泥棒役者」見てきました。ちょうど二時間くらい。時間を感じさせないあっという間に終わったような気がします。
以下、ネタバレありさらっとした感想です。
ものすごくハートウォーミングなお話しでした。元が舞台コメディとは聞いてたので最初はなるほどなぁ・・と感じるところも多くて。確かに舞台にするならヨコの「ブルームーン」の時みたいに二階建ての屋敷セットをつくってそれだけで終わらせられそうな感じ。彼女とのシーンとかセリフでも大丈夫そうだし。
映画も夜からはじまって次の日の夜で終わるたった一日のお話しで。でもすごいぎゅっと詰まってた。
とりあえず前園先生役の市村さんがすっごいかわいかったなぁ。あのマッシュルームカット写真で見たとき「・・・」と思ってたんだけど、画面で見てるとすごいかわいい。キャラクターも洋服とか家のポップさも合わせてね。すっとぼけたおじさんかと思ってたらいろんな重い後悔もあって。
ユースケさん演じる訪問販売員も石橋さん演じる編集者もなんかどんどんかわいく見えてきた。もちろんはじめもね。あの髪型でも(笑)
宮川大輔さん演じる悪い先輩がね。ユーチューバー高梨役の片桐さんも同じく、ずっと画面の外なんですよ。ずっと暗くて暑い押し入れの中で明るい外の様子を見ているだけで。最後にたぶん売るのもめんどくさそうなあの原画を奪おうとしたのも、お金がほしかったというよりハジメを傷つけたかったんじゃないかなぁ。 お前もしょせん俺と同じなんだよって。そもそも犯罪に誘ったのも自分は仕事もつけずに犯罪を繰り返しているのに、まっとうに働いてかわいい彼女もできてるハジメがうらやましかったのが最初のような気がします。そしてあのお屋敷でもいつの間にか他の人たちと仲良くなってるハジメを自分と同じところまで引きずり降ろしたかったんじゃないかなぁ? 高梨もただうらやましくて通報したんだろうしね。この映画で一番暗い役二人を職業コメディアンなお二人が演じているのも面白いね。
マルが演じるハジメは基本流される人で、流されて犯罪犯して少年院はいって・・そして今も流されていろんな役柄を演じてやりたくないを言い訳にでも結局ダマすことになる。前園先生が選んだのは手を出したのは自分の責任なんだとはっきり言ってくれて、ちゃんと自分でけじめつけて一皮むけたのだろうな。
最後の道路のシーンいい顔してたもんね。
恋人役の高畑充希ちゃんかわいかったわ! オープニングの短いシーンでもこの二人のいい関係が伝わるし(その前ではじめの真面目さもちゃんと伝わる) 誕生日にロクに連絡もよこさず帰ってきても文句もいわない(いったけどあんなの文句とはいわない) カニクリームコロッケみたいな面倒な料理作って待ってるなんてなんてよくできた彼女なんでしょ!! 花火のシーンの短さにちょっと笑ったわ。
エンディング「応答セヨ」 思った以上に映画の内容とリンクしてました。「つまづいてばかりの僕を」
そしてエンディングの間にはいる後日談。素直によかったねって思えました。きっとはじめは前園先生といいお友達になれたんじゃないかなぁ・・・。そしてすばるの大サビがフェードインしてくるのが、あの・・正直めっちゃうれしかった(笑)
見終わってとても幸せな気持ちになれる映画でした。
次は亮ちゃんの「羊の木」ね。あ、予告流れるかと楽しみにしてたら流れなかったわ。ちょっと寂しい。