ようやく「羊の木」みてきました! レディスディの朝イチ。亮ちゃんは「朝からスキヤキ」みたいなこと言ってたみたいですが、まぁ何というかさわやかではないよね。
というわけで、感想にもならない感想です。ネタバレします。
まず見はじめて「あぁサスペンスなんだ」と思いました。「ミステリー」じゃなかったのね。なので誰が犯行をおかしたか・・とかそういう何かを解決するような話でなく最初の事件もフェイクだし。ただ最初の死者が事故死だったのだけど、この事件があったから一気にいろんなものがマイナスに針を振ったような気がします。
受刑者受け入れプロジェクトという設定が本当にありそうなところがより不気味さを醸し出しているような空気。ただ正直なんで一気に6人も受け入れようとしたんだ・・とは思ったけどね。全般ずっと不穏な雰囲気がただよってて、ずっとヒヤヒヤしているような。なので「普通」の「公務員」である月末もやっぱり普通なんだけど普通じゃない気がした。あの状況で「普通」を貫けるのは「普通じゃない」んだけどそもそも「普通」って何だろう? 月末はいろんなことに目を閉じることで「普通」を維持しているようなそんな気もしまいした。だって結局受け入れた彼らが何をしたのか自分から情報を求めることってなかったし。
そんな月末が宮越に言う「友達」のニュアンスが本当にそう思ってるんだろうか? と感じさせました。「友達でありたい」を感じたけど「友達」ではないような気がして。ただ家で一緒にギターを弾いてて月末が寝ちゃって、ある意味そういう鈍感さが宮越にはよかったのかもしれない(文と宮越が付き合ってるのに気が付かない鈍感さとかね)
最後がちょっとだけファンタジーっぽくて、まぁあのお祭りもなんだけど、空気の重さといい街並みといい何かを思い起こさせる・・と考えたら昔の昭和の「ウルトラマン」だわ。なんか近いものを感じた。日常を非日常が侵食していく感じが。のろろ様の造形もちょっと怪獣っぽくない?
他の受刑者たちに救いがあるのかどうなのかそれでもこれからも日常はつづいていくけれど、どこか薄氷を踏んでるような何とも飲み込みづらいような気持ちでした。
最後エンドロールが上から下に流れていくのもね。海に溶けるように名前が消えていく。
亮ちゃんはやはり普通の人を演じるのが上手だなぁといつも思う。でもベース弾いてるところはかっこよさが隠しきれてないよね。立ってるだけでかっこよかったわ。