日本神話の会

第4回研修旅行の2日目 9/10(土)

高千穂の水種

『天真名井』



先ほど伺った高千穂峡の美しい景色

真名井の滝の神々しさキラ

⬆やはりこの水種に伺いたい

とのことで。。。

予定にはなかったのですが

天村雲命さまが

高天原からお移しくださった

滝の水源である

『天真名井』へ向かいましたアオキラ


(高千穂町観光協会HP より)

到着すると付近は工事中

実は天真名井の横を流れる神代川

現在はコンクリートで囲われて

現代的な景観なのですが

これを昔の自然の形に戻すべく

工事をしているようです

(画像 高千穂町観光協会HP より)

伺った時には他に観光客の姿はなく

今も穏やかにこんこんと

けやきの老木の根元から

天然水が湧き出ていますシャボン玉

今でも高千穂地方では

この水を飲むと病気が軽くなり

長生きをするキラキラ

また、悪い行いをした人が

この水を汲むと水が出なくなる汗

などの言い伝えが残っているそうです

私たちが伺った後に

お水が出なくなったり。。。

していない様なのでにこにこ

やはり皆さんの行いは良い!?

と、いうことで笑う


水源の上には祠があります鳥居

水の神さまか産土神さまでしょうか

もしくは天村雲命さまでしょうか
(あめのむらくものみこと)

ご存知の方がいらしたら

ぜひ教えてください


天孫降臨の際

邇邇芸命さまは天村雲命さまに

「もう一度高天原に上がり

水の種をもらってきなさい」

と命じられて

ふたたび高天原に上がり

天照大皇神さまから

水の種をもらってきたそうです

二度、高天原に上がられたので

『天村雲命』さまは

『天二上命』さまとも呼ばれています

また個人的には

『アメノムラクモ』と聞くと

草薙剣となる

『天叢雲剣』(あめのむらくものつるぎ)

を思い浮かべますが

関係があるのかな!?

気になること知りたいこと

キーワードがいっぱいです♪

元伊勢の籠神社の伝記によると

天村雲命さまは

海部家三代目の祖先といわれ

父神は天香語山命
(あめのかごやまのみこと)

母神は「穂屋姫命」

天村雲命は日向国にいた時は

阿俾良依姫命(あひらよりひめのみこと)

丹波にいた時には

伊加里姫命(いかりひめのみこと)を

后とされていました

鎌倉時代に伊勢の外宮の神主によって

書かれた書物によると

天村雲命さまは

邇邇芸命さまが天照大皇神さまの

籠もられた御神鏡を持って天降られた時

その前に立って

お仕え申し上げた神様だそうです

天村雲命は邇邇芸命の命によって

天御中主神のもとに行くと

『天忍石(あめのおしいわ)の長井の水
(神々が高天原で使われている水)

これを汲んで琥珀の鉢に八盛りにし

天照大神の御饌(みけ)として

お供えするように

また残った水は

人間界の水に注ぎ軟らかくして

朝夕の御饌としてお供えするよう』と

命じられました

天村雲命さまはこの水を

日向の高千穂の御井にお遷しになり

その後丹波の魚井(まない)の石井に

お遷しなった後

雄略天皇の御代

籠神社奥宮の「天の真名井」から

伊勢外宮の豊受大神宮の御井に

お遷しになったと伝えられています

それ以来この御霊水は

皇大神宮と豊受大神宮二所の

朝の大御饌夕の大御饌として

千五百年以上絶えること無く

お供えされています



清らかな水源をお守りくださる

清々しい空気に溢れていましたキラ

春の高千穂神社

秋の槵觸神社の例祭では

お旅所となり神楽が奉納されるそうです


伊勢神宮でも

天照大皇神さまと豊受大神さまの

大御饌に使われる御神水と

同じ水種という

ありがたく美味しいお水を戴いて

体の中まで清めて頂いたあとは

次の目的地『槵触神社』へ車キラ


最後までお読みいただき

ありがとうございます✨

日本神話の会 ブログ担当
徳永知子
(とくちゃん(о´∀`о))

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