日本神話の会『第20回 例会』
今回も多数のご参加ありがとうございました
まずは大塚会長のお話から始まり
今回の神話の朗読は国譲り
天つ神タケミカヅチ命とフツヌシ命
国つ神の大国主命、事代主命、建御名方命
有名な場面を読ませていただきました![]()
そして今回の講話は
日光二荒山神社中宮祠
権祢宜 福田有宏様に
貴重なお話をいただきました![]()
少し前に出雲大社や黄泉比良坂に行かれ
実際に神話の世界を感じて来られたそうです![]()
日本の各所に伝わる日本神話と
所縁のある土地には
やはり何か特別なものを感じますよね![]()
まず、私たちにも親しみやすく
福田さんの役職『権祢宜』とは?
神職になる方法は?から教えていただきました![]()
神道学科のある大学は
皇学館大学と國學院大學の2校のみ
所定の課程を修了することで正階
さらに必要な実習を経て明階が授与されるそうです![]()
全国に数校ある神職養成所(2年間)に
通う方法もあるそうですが
養成所に入所するには
神社庁の推薦状が必要な場合もあるそうですよ![]()
また、神社内での役職順位を職階といい
これがいわゆる宮司さん、禰宜さんなどだそうです。
そして『階位』と『身分』もあり
階位の名称は神道で徳目とする「浄明正直」
(浄く明く正しく直く)から取られたもので
神職『身分』は
特級、一級、二級上、二級、三級、四級とあり
袴の色や柄も身分で違うそうで
特級 = 白奴袴(白八藤紋)
一級 = 紫奴袴(白八藤紋)
二級上 = 紫奴袴(薄紫八藤紋)
二級 = 紫奴袴(無紋)
三級 = 浅葱奴袴(無紋)
四級 = 浅葱奴袴(無紋)
確かに神社に伺うと
いろいろな装束を目にしますよね![]()
また今回は日光二荒山神社・吉田宮司が
『長老』という身分になられるとのことで
長老に関する規程によると
「徳望衆に秀で人格見識共に勝れ
多年奉仕神社の県営に神徳の発揚に力をいたし
老齢に達する迄神社界の先覚として
終始一貫斯道の為に貢献し功績抜群なる者」
つまり「特級」の身分を有している神職のなかで
最高の功績状を授与された方に対して贈られる敬称だそうです![]()
さすが世界遺産の日光二荒山神社の宮司さまですね
今回お話をいただいた
日光二荒山神社中宮祠 権祢宜 福田さんも
とてもあたたかいお人柄が印象的で
会場も和やかであったかい雰囲気に包まれました![]()
私も中宮祠は大好きで毎年参拝しております
皆さまも日光二荒山神社中宮祠
中禅寺湖と男体山登山口のある
素晴らしく清らかであたたかなお社![]()
ぜひいってみてくださいね![]()
日光二荒山神社中宮祠 権祢宜 福田有宏様
ありがとうございました![]()
ブログ担当 德永知子



