2024/03/24


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暑さ寒さも彼岸までとの

例えがあるが

昨日は車の温度表示

7.5℃

真冬に逆戻りしていた

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セミリタイア六太郎の一人

八ヶ岳よりの写真

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冬景色

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冬きたりなば春とおからじ

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If winter conmes,can spring

be far behind?

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冬の次は希望の春

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心の澱を

洗い流して新たな風景を

見つけようと

思う

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昭和の時代には月に一度

新潟から

どっけしやのオバちゃんが

【毒消しや】来るのが楽しみだった

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幼い頃から

あたしは体が弱く

薬を飲まない日は無かった

お気に入りの薬は

ピンクの甘い粉薬

(多分…咳止め)だった

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どっけしやのオバちゃんは

大きな風呂敷を背負って薬の他にも

日用品を次々に出してくれる

他人祖母は必ず

じいちゃんにラクダ色のモモヒキを買い

樟脳や軟骨を

気前良くポンポンと買い物をする

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そしてオバちゃんは

あたしに薄い油紙のような紙風船を

膨らまして

いくつも居間に転がしてくれた

あたしは

手の平や甲で突いて飛ばして遊ぶ

その合間に

他人祖母は火鉢で沸いた

鉄瓶から湯を注ぎ

どっけしやのオバちゃんに

お茶菓子と煎茶を

振る舞う

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一服おえると

どっけしやのオバちゃんは

よっこらしょと言いながら大きな

風呂敷を背負い

そんじゃ姐さん毎度あんがとさん

お嬢また来月くっからなと

あたしの頭を撫でた

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🔷All of you🔷

昭和の時代には逞しい

越中•東北地方の

かあちゃん行商が大勢いた

全国を

風呂敷ひとつで渡り歩き

品々を売り捌き

家庭の経済を支えた

丸清一家には農閑期の

父ちゃん達が

現場仕事の出稼ぎに来ていた

そして水がぬるむ頃

母は腹巻きを

出稼ぎ父ちゃんに誂え

親父は

出稼ぎ父ちゃんが稼いだ金と

汽車賃を腹巻きに

巻いた

そして上野駅から奥羽本線に乗せ

また来年も来いやと言い

汽車の窓から

シウマイ弁当とお茶を配った

発車のベルが鳴ると

父ちゃんは

あたしを肩車にし

いつまでも

手を振っていた

はるよこい

はやくこい

訪れる方に…やすらぎを

去りゆく方に…しあわせを

日々は愛おしく日々は奇跡

今日ある日に《感謝》一日一笑

とうこ