2021/03/07

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過ぎゆく日々を
追いかけて来たような
如月
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気がつけば睦月以来
書く事が出来なかった
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♦️惚れた男♦️
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書く事…は
生きる…事
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生きる旅の日々を
文字で埋め尽くし
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ヒダを畳みながら
想いを
仕舞おう
夕闇に問いかけた
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まだらな雲が
あたしを覆い尽くす
ヨコハマ山手の空
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♦️
もう一度…再読を
お願いします
♦️

みつめ合う瞳にミラーボールの
人口的な光が灯る

Mの一歩も引かぬ一途な眼差し
あたしの切なさを溜めた眼差し

あたしは無言で…求めないで…と
Mは…今だよ…とうこ…と
絡みながら
縺れながら
交差していた

その思惑の絲を
切り裂くような
DJのカウントダウンの声
5•4•3•2•1
Happy New Year

Mと…あたしは
グラスを交わすことなく
歪んだ笑顔を浮かべていた

ガラスの向こうのフロアでは
ルイもリエも新年を迎え
楽しそうに笑い踊っている

その様子を目の隅に捉えながら
Mに視線を戻した
そして…静かにグラスを置き
お先に失礼するわ…と
Mに告げた

外に出ると新年に浮かれた人々で
騒ついていた
いつ頃から…カウントダウン•パーティが
流行ったのだろう
大晦日そして元旦と
全国的に休日になるからだろうか
街はクリスマスより華やかに感じる

しかし…あたしには憂鬱な
恒例の元旦行事が控えている
それは未だ離婚を知らぬ義父母宅で
集まる一族の行事

元夫は…あたしを放す条件に
離婚は秘密
そして…家族行事の参加を求めていた


マンションに帰りドアを開ける
冷んやりとした一人住まいの空気が
妙に懐かしかった

コートとヒールを乱暴に脱ぎ
浴室に飛び込む

何もかもかなぐり捨て
熱いシャワーの雫と共に
後悔を洗い流す

お互いが求め合う前に
お互いが抱き合う前に

ただ…ただ
身も心も裸になりたかった

バスタオルを巻いたまま
ベッドサイドに座り
一気にポカリのグラスを干した

イキナリ飲み咽せてしまった
あたしは…ベタついた液体にまみれ
慌てて巻いたバスタオルで拭く

露わになった乳房が
傍にある鏡に
映し出された

その…白く柔軟な塊を中心に
薄灯に浮かぶ裸身

どうしようもない切なさと悔いの
波動が押し寄せた

あたしは…慰撫るように
乳房を
揉みしだき
痛いほど掴んだ

そして…
紅の爪を柔らかな乳房に
深く食い込ませ

更に更に深く深く
想いを沈めた

あたしは…その乳房の痛みに
耐えながら
泣いた
あいする♡みなさま
寒い日曜日
とうこは…
1,000記事まで
カウントダウンするわ
🔸990🔸
どれほどの文字
どれほどの言葉
紡いできたのだろうか
それは…全て
みなさまと手を
繋いでこそ
だから…
いつまでも…この手を
離さないで
お願い
《感謝》
♡とうこ♡