2018/12/15
都内某所…タワーマンション…
MOMO先生宅…
素晴らしい景色を眺めながら…
Xmas Partyに参加する…
老いては子に従え(笑)
娘世代のチームメイトが…
タコ焼きを焼いてくれた(笑)
していただくのは…実に嬉しい…
そういう年齢に…なったのだ…
ふと…思った…後…何年…一緒に写真に
収まれるだろうか?
限りある時間が…
愛しくなった…
あたし・は…Mの鼓動と体温を感じながら…
軽く目を瞑る…
繁忙期と私事の目まぐるしさから…
ゆるく眠気を感じた…やはり…身体は…
三十路中盤…正直だと…思いながら…
いつのまにか…夢を見ていた…
そこは…笠家の食卓だった…
おお爺ちゃんの左側に…他人父・母…
右側に…幼い…あたし…
その横に…笠家他人祖母が座っている…
そして…なぜか…お妾さん・他人祖母が…
険しい視線を…あたし・に…向け
背後に立っていた…
その視線に射抜かれた…あたし・は…
たじろぎ…理由を探していた…
視線は…強く…鋭く…あたし・の…
心に突き刺さる…
「私の二の舞いは…許さない…」
心に打ち付ける…
深い淵に引き込まれ…
息苦しさと喉の渇きで…
瞼を思いっきり…見開いた…
Mの瞳と絡んだ…
「着いたよ」
Mは…あたし・を…
コートにくるんだまま抱き上げ…
そのまま…数分…歩いた…
そして…柔らかな地面に…
あたし・を…下ろし…
あたし・の…頭だけを出した…
目の前に…東京タワーが見えた…
そうだ…10日前…ふたりで…見に来たんだ…
そして…Mから…ハワイアンジュエリー…
ホヌ…ピアスをプレゼントされた…
素朴な品に…あたし・は…
妙に懐かしさを感じ…即…耳に飾った…
それから…東京タワーのイルミネーションを
眺めながら…歩く…
柔らかい芝生が…心地よかった…
暫くすると…いきなり…Mが立ち止まり…
あたし・の…両肩を掴み…
真剣な眼差しを向けた…
来年は…東京タワーが見える…
テッペンの部屋を取る…
頑張るから…横に居て欲しい…
そう…あたし・に…宣言した…
その瞳に…たじろいだ…あたし・は…
視線を逸らしながら…髪をかきあげ…
左耳を触った…
無い…ホヌのピアス…
あたし・は…慌てて…
返事の代わりに…
Mを見上げた…
《続》