ふ2018/11/02


秋晴れが続いている…

定期的に頼んでいる…庭の手入れも済んだ…




りりーのマラソンコース…

毎朝15周ほどして喜んでいる…(笑)

ももは…傍若無人にテラスからリビングを

駆け抜ける…毎朝…ふたり娘は運動会(笑)




20年は…生きている…逞しい…グリーン達…

クリスマスローズが流行し始めに求めた…

最初は花が付かずにトゲトゲの肉厚の葉達

抜いてしまおうかと思ったが…場所を変え

日陰に植え直したら…見事に花を咲かせ…

20年の歳月を生きている…

人も…植物も…適材適所…




グレースは…陽気に笑い…彼が付けている

ミッキーのカチューシャを触る…

その様子を照れながらも…嬉しそうな様子の彼…

『オネエサン!ワタシケッコンするよ!』
 
ヨカッタネ!グレース!幸せに!

『オネエサン!ワタシ!シアワセ!』

グレースは…本国に…一人娘を母親に託している…

その職人風の彼に出会う前には…

ホスト風の彼を連れてきた…あたし・は…

危惧しながらも…頑張って働く…グレースを

黙って見守る他なかった…
 
ある日…その彼を伴い売り場に現れた…

グレース…売り場のシューケースを眺めながら…

喜平のブレスを彼の腕に巻き…

『オネエサン!コレ!ちょうだい!』

いいの!グレース

『オネエサン!大丈夫!』

わかったよ!グレース…

その数日後…店の客を連れて…指輪を選ぶ…

同じデザインを…右と左の手の平に乗せ…

重さを測る…選んだ指輪を指に篏めてあげた…

何気に…グレースの左耳下が視界に入った…

青アザが見えた…

グレース…殴られた?
 
『オネエサン!大丈夫!』

明るく笑う…グレース…

その歪んだ笑顔に…言葉を呑む…あたし…

あたし・は…こみ上げる…涙を我慢した…

鼻と眼の奥が…つ〜ん…とした…

女って…悲しい…

生まれて初めて…そう思った…

《続》