さて、今回は上野公園に鎮座する東照宮について、ご紹介致します!💁‍♂️


東照宮って日光じゃないの??

と思われた皆さん!!


実は、東照宮は各地に鎮座しています!!

江戸幕府を開いた徳川家康の遺言によって創建された久能山東照宮(静岡県)や、金地院東照宮(京都府)、長崎東照宮(長崎県)、紀州東照宮(和歌山県)など、各地に祀られています!!


これは、東照大権現として将軍家や御三家はじめ、諸大名が崇拝していたからなのでしょう。


そして、上野公園にも東照宮が鎮座しています!!


寛永4年(1627)、藤堂高虎が上野の自身の敷地内に建立したのが始まりと言われています。

その後、慶安4年(1651)に徳川家光が現在の社殿に改築しました。

現社殿は、上野戦争や関東大震災、第二次世界大戦でも焼失を免れており、国の重要文化財に指定されています!✨






写真からでも、その豪華さがお分かりいただけるかと思います!!😳

社殿は、拝殿と本殿を石の間と呼ばれる空間でつないだ権現造という建築様式になっています👆


本殿前の唐門には、「眠り猫」で知られる左甚五郎作と伝わる龍の彫刻が残ります。🐉



こちらの龍は、夜な夜な上野公園内の不忍池に水を飲みに行くという伝説が残ります😱


また、境内には狸を祀る栄誉権現社が鎮座します。



四国八百八狸の総帥で、大奥で大暴れした後、諸大名や旗本を潰すなど、奉安された場所で悪行を重ね、大正時代に東照宮へ祀られることになったようです😅

タヌキ=他抜き、他を抜くということに通じ、合格や出世開運に御利益があらたかとされています!

縁日は、5のつく日だそうです👆



東照宮が鎮座する以前から植っていた大楠も、見どころの一つです🌳

近年、大楠前に静心所と名付けられたベンチが整備され、心を落ち着かせて参拝に臨める空間が整いました!!



境内の灯籠の多くは、東照宮建立に際して御三家はじめ諸大名により奉納されたもので、大名家から崇められていたことが今に分かる空間です。



皆さんも、上野公園を訪れた際には動物園や博物館だけでなく、是非、東照宮や寛永寺にもお参り頂いて歴史に触れていただけたらと思います🙏