人間の身体は、機械ではないのだから、血圧で言えば元々血圧の高い人、低い人もいる。それが人間の身体。それが身体の自然。

 

なのに、平均値と言うものを作り出して、それに当て嵌まらなければ、薬を処方し、無理矢理皆と同じに調整させてしまう。それが正しい健康だとでも言うかのように。

 

勿論、薬を否定する訳がない。薬を否定するのではなく、人間の持つ自己調整機能を如何に活性化させるかが、本来考える巾事ではないか?

 

だから、不安を抱える患者に対して、何に対して不安なのか、如何にその不安を解消させられるかを、話を聞きながら、その不安の根本を探っていく。

 

蒸しタオルで、まず眼と後頭部を温め(※火傷しない程度の熱さまで)、歩いて、活元運動をやれば、外科手術に至る前に、内科治療で全て対応できる。

 

参考:「風邪の効用」野口晴哉のオヤジ著(ちくま文庫)