現代に武術の型を稽古することの意味って何なのでしょうか。
単純に「強くなる」ってことならば、ボクシングやフルコンタクト空手、最近ならば総合格闘技をやった方が確実に早く「強くなる」でしょう。
これらの格闘技は、筋力トレーニングなどスパーリングをやって自分をどんどんとエキサイティングさせることで実力を高めていくといった「足し算」的な方法で訓練していくのだと思います。
これに対して、武術はいきなり「引き算」をしてしまうんです。
自分が今まで培ってきたチカラの使い方だったり、“相手に技をかけたい”といった「我欲」を認識させて、そこから脱却させるといった、心身にまとわり付いている「余計なモノ」を削ぎ落とす訓練方法から始めていきます。
なので、通常は日々を重ねるごとに得られる「上達感」が感じられず、物足りなさで挫折してしまう人も多いという事実は、仕方のないことなのかと思います。
ですが、この「余計なモノ」を削ぎ落とすのには、まずは自分のチカラを抜くことを訓練する必要があるのです。
それが「胸抜き 肘抜き 膝抜き 首抜き」といった、各種の抜き方の訓練になります。
この「カラダの抜き」を訓練することによって、「ココロの弛み」へとつながってきます。
そうやって訓練していき心身の「余計なモノ」を削ぎ落としていった状態を“自然体”と呼んでいるのではないかと思います。
そして、武術の修行はこの「自然体」を認識出来てからが本当の「入門」となり、本格的な修行へと入っていくのだと思います。
それには自分自身を客観的に観察することが重要となります。
それは「相対的世界」ではなく「禅」や「ヨガ」と同じように「絶対的世界」つまり自分自身の探究を行うこと、そのことを武術は型を通じて稽古しているのだと認識しています。
これが現代における「武術の型を稽古する意味」だと私は思います。
とはいっても、やはり使えなければその意味も薄れてしまうので、あくまで「型を生かす」ことを念頭において、日々、研鑽しております。
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