こんにちは。いーこんです。
先日、女性のソロキャンパーが2人連れの男性のテントに引き込まれそうになったというTweetを見て、ふと思う事があって書いています。
ざっくり言ってしまえば、女性の生きにくさについてになります。
私が60歳を過ぎて、急にキャンプに興味を持った心の隅っこには、
歳をとった事で、女性として性的対象から外れたな
と言う感覚があったからかも
と、思い出したんです。
絶世の美女じゃなくても、特別なフェロモンを持っているとかじゃなくても、例えば暗い道ですれ違う男性がこちらを見てる、気にしてる、と感じるだけで怖さを感じます。
どんなに体格が違っても、女性には感じないんですよね。
それは、中肉中背の平均的な私は、平均的な男性には力では勝てない、という経験があるからかもしれません。
なぜかこちらを見ている。
何を考えてるかわからない。
急に私に危害を加えるかもしれない。
そういう怖さです。
どうしたらこの場から、何事も無く立ち去れるか、と言う緊張感です。
もしかしたらその男性は、夜道を1人で歩く女性を気遣ってくれている人かも知れない。
でも、例えその人が笑っていても心の内は見えないので、危険側に想定するしかないのです。
歳を取った事で、だんだん男性の関心から外れたと感じる場面が増えて、ホッとしている自分が居ました。
それは決して愉快な出来事では有りません。
親切が減ったとか、悪態が増えたとか。
そしてそれは女としては悲しい事なのかもしれません。
でも私にとっては、肩の荷が降りたような、ホッとした感じでした。
何かの束縛が取れたような、本当に自由になった、というような解放感。
そうしてお気楽にキャンプ場を巡り、ブログも楽しんで来ました。
ですがある時、気がつく事になります。
歳を取った女性
それはつまりただの「弱者」なんだと。
お金や物を目当てに狙われたら、より弱くなっただけなのだと…
そんな事も有り、キャンプ場巡りが心から楽しめなくなりました。
多分、ソロキャンプもできないだろうと思っています。
1人で気ままに歩き回りたい私は、身体を鍛え、護身術を身につけるべきだったのでしょうか?
誰が見ても強そうで隙のない人間になっていれば、不安なくどこへでも行けたのでしょうか?
そういう道を選んで来なかったので、それが正しかったかは判りません。
今は家の中で楽しめる事を見つけたので、できる範囲で楽しんでいきたいと思っています。