夏の日も近い、6月の午前5時
(近いのか?)
汗ばんだ肌に、キャミソール一枚羽織った
玲奈は、まどろみながら窓辺から差し込む朝日を感じていた
(キャミソールないだろ!玲奈って誰?)
どこの家だよ!( ̄へ  ̄ 凸
その細い玲奈の背中に、そっと毛深い手を置く彼
(細い??)
おかん、細いって(=`(∞)´=)
(しかも、彼って?!(´Д`;))
いでぇー!(痛いと言っている)
いつもの事だった
彼は、ありったけの愛を込めて玲奈の体を
むさぼる
(・・・・18禁だな、こりゃ)
彼って、犬だろ!これ!
そして彼は、洗い晒しのシャツを羽織って外へと繰り出した
(シワシワじゃねぇか!)
これが、彼のライフスタイルなのだろう
愛する玲奈の前でも、遠慮のない彼
しかし、彼のう○ぴでさえ、花畑に変わると云う
噂には聞いていたが、本当であった
(ただの犬の○ソだろ!(-_-メ)
神社で、玲奈との永遠の愛を誓う彼
ここでもオーラ全開だった
(だから、玲奈って誰だよ?)
神社の帰り道、フランス帰りのミスタープチに会ってしまった
(はぁ?フランス帰り?)
会ったと云うより、会ってしまったとお伝えする方が正解であろう
玲奈は、チッ!と少し、舌打ちをした
(やっぱりな!性格悪そう)
なぜなら彼は、既に玲奈の事など微塵もなく、ミスタープチに夢中になってしまったのである
しかし、ミスタープチ家のマダムプチ・・
玲奈がTシャツ短パンと夏の装いなのに、セーターとロングスカート・・・
襟巻きまでしていると云う、真冬の出で立ちであった
(本人の自由だろ!)
フランスは真冬なのか?
(なんで、フランスにこだわるんや)
シャンゼリゼ通りの如く陽気なマダムプチ
お得意のフランス語混じりの秋田弁が始まった
いゃ、秋田弁訛りのフランス語とも言うべきであろうか
(玲奈、いや、母ーちゃんだって秋田やろ(-з-))
どうやら、近所の「のん」というボーダーコリーが、リード無しで散歩していたらしく、マダムプチが飼い主さんにリードをするように注意をしたらしい
さすが、フランス帰りのマダムプチ
正義感溢れた、勇気ある言動である
(いい加減、この設定やめれ!(`×´))
ミスタープチはと云うと、陽気なマダムに瓜二つである
とにかく、自由なのだ
ミスタープチを見つめる彼も、この国際感覚が羨ましかった
(コクサイカンカク???)
9年も愛を共にした玲奈の事など、すっかり忘れてしまった彼
ミスタープチ、レン君など、あらゆる男性を愛してしまった
最早、自分の愛は後戻り出来ない所まで来てしまった
・・・・と思う、シンタローであった
最後は「吉宗評判記、暴れん坊将軍」風かい!(#`ε´#)
最初から、シンタローって言えや!