共同正犯とは、二人以上の者が共同して犯罪行為を行った時に成立し、構成要件に該当する行為を共同する意思に基づき行うことをいう。
以前間接正犯の項で爆弾事件を例として上げたが、それを共同正犯に当てはめて説明すると、「男Aが時限式爆弾の入った小包を共犯関係の他人Bに届けさせ、受け取った被害者Cを爆殺した場合」、間接正犯とは違い、男Aと他人Bには被害者Cを爆殺するという共同する意思が存在する。
間接正犯の場合は、他人Bに爆殺の意思はなく、男Aによって「自己の犯罪実現の道具として利用された」という点で異なる。
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