「カルネアデスの舟板」とは、古代のギリシアの有名な故事である。

 

 

 

 


ある船が難破し、乗務員達は海に投げ出された。ある男が命からがら船の残骸にしがみついていると、別の男が同じ残骸にしがみつこうとしてきた。残骸に男二人を支える浮力はないと考えた男は後からしがみつこうとしてきた別の男を突き飛ばし、別の男は水死してしまった。生き残った男は殺人の罪で裁判にかけられたが、無罪判決となった。

この故事は刑法第37条1項緊急避難の例として、よく上げられるものである。





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