政治腐敗には、負の連鎖と言うものがある。

悪徳政治家は、まず選挙区に賄賂や対立候補を中傷する怪文書をばら撒く等の不正行為をして当選し議員となる。

議員となった悪徳政治家は、その権力を使い地元選挙区への公共事業の誘致を行い、その見返りとして建設業者から次期選挙における組織票と賄賂を受け取る。

もしくは利益、圧力団体などとも言うが、特定の権益を持つ集団体に対して都合の悪い政策が実施されるような動きがあった場合、その火を消し止める。

例を上げると、A政策を実施すると国に1000億円の経済効果があるが、一部団体のみ1億円損をする場合、単純に考えて1000億と1億を天秤にかけると当然A政策が採用されてしまうため、一部団体は政治家に賄賂を渡しA政策を廃案にしてもらうよう働いかける。

その賄賂は、次期選挙で選挙区にばら撒かれ、悪徳政治家の連続当選を助け、政治の腐敗は、ますます進行することになる。

この負の連鎖を断ち切る方法としては、「選挙区をくじ引き制」にして選挙区に対する賄賂のばら撒き、公共事業の不正誘致等を遮断するしかない。

悪徳政治家は、不正さえさせなければ当選はできない。当選できないからこそ不正をするのである。




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