
物の「ことば」を聞く
人には、心がある。
物にも、心がある。
モノ言わぬ家電たちにも、心があると思うのだ。

人には、心がある。
物にも、心がある。
モノ言わぬ家電たちにも、心があると思うのだ。

新緑まぶしい日々。
色鮮やかな花々が静かにゆっくりと花冠を揺らす。
心にふと芽生えることば。

受容ということばは、柔らかく、優しい。
受け入れる、それは、ひとつの器を連想すると同時に、 広やかな草原を思わせる。

日々、手のひらから生まれる料理。
火と水があふれる台所の錬金術。
ある詩人の食をモチーフとしたエッセイ集に収められた
一篇の詩が、目を惹きつける。

ゆったりとした睡眠をこよなく愛している。
眠ること。
それは、すべてから解放される 至福の時だ。

歩みゆく春は、どこか光がまぶしすぎて、身も心もさわさわとざわめく。
ふいに、中原中也の詩、「春日狂騒」のフレーズが下りてくる。

遠い昔の読書の記憶。
文学をする人は、内側に〈文学〉のフィルターを持っている。
どんな体験も、その〈文学〉のフィルターを通って、〈文学〉が生まれるというのだ。
そして、これから書きたいと望むならその〈文学〉のフィルターを自らの内に創り上げること。

見上げれば、葉桜。
すこしずつ季節は移ろい、
優しく、時に激しく降る雨にも
日々を数えるまなざしがあるようだ。
グレイがかった空。
駅に向かうその日は、雨が降っていた。
ゆっくりと歩く私の視界の端に、ひとりの女性が映った。
左手に傘、右手に白ねぎ、フードのついた上着の左ポケットにペットボトルの頭がのぞく。
急いでいるようで、表情は硬く、まっすぐ前を向いている。
人は、右手、左手、両手というものを持ち、
ポケットという 不思議で便利な入れ物を開発した。
天から降り注ぐものから身を守る頑丈な傘も。
傘と白ねぎとペットボトルの三位一体。
濡れない、空かない、乾かない。
これらが、彼女の今日一日を守るのだろう。
さぁ、新しい明日へ向けて。
がっしりと素手に握られた白ねぎは、まるで剣のように神々しい。
彼女は、キラリと鋭い眼を光らせ、白ねぎを掲げる女神。
先の見えない物価上昇、荒波は続く。
だが、世界をあきらめるわけにはいかない。
揺るぎない生存へ向けて戦いを挑んでいく。
★本日更新の記事、全文ご紹介♪
noteマガジン、「日々の泡・思索の森」ぜひ読んでみてください☆彡

遠い日の記憶。
ひとつのまあるいりんごをむく。
小さな手のぬくもりを思い出す。
すこしずつ、役割を与えていくこと。
できることをひとつひとつ覚えて、
世界を生きること。
世界を広げること。
その大切な時間のゆったりとした流れを。

春夏秋冬。 ひとつの円を描くように、めぐる年月。
今ここに在る自分の心とゆっくりと対話する。
心の定点観察。