
遠い日の記憶。
ひとつのまあるいりんごをむく。
小さな手のぬくもりを思い出す。
すこしずつ、役割を与えていくこと。
できることをひとつひとつ覚えて、
世界を生きること。
世界を広げること。
その大切な時間のゆったりとした流れを。

遠い日の記憶。
ひとつのまあるいりんごをむく。
小さな手のぬくもりを思い出す。
すこしずつ、役割を与えていくこと。
できることをひとつひとつ覚えて、
世界を生きること。
世界を広げること。
その大切な時間のゆったりとした流れを。

春夏秋冬。 ひとつの円を描くように、めぐる年月。
今ここに在る自分の心とゆっくりと対話する。
心の定点観察。

小さな書斎の本棚から 声が聞こえる。
春、光も風も流れるように動く。
外へ外へと、身も心も浮き立つ季節だ。
さくら舞い散る夜のこと。
そっと扉を開けると、声高でなないが、切実な声が聞こえるのである。
誰もいない書斎の奥から。
そう、立ち並ぶ本たちの背から───。
愛する本をめぐる個人的体験をつづりました。
大学生のころの記憶、秘密めいた本の声、本の旅。

桜の花びらと風の匂い。
きらきらと鮮やかな新しい日々の訪れを感じますね。
新緑が萌える頃、イベントのお知らせです。
2026年5月15日(水)19:00~、駒込平和教会(駒込)にて、 詩人の聲に参加を予定しています。
天童大人プロデュース アートパフォーマンス Projet La Voix des Poètes (詩⼈の聲)は、 自作詩を肉聲で1時間お届けするプロジェクトです。
季節の移ろい、ガタンゴトンと電車の足音を聞きながら、詩のことばへ耳を傾けるひととき。
どうぞご来場くださいませ。
☆ご予約は、神泉薫コンタクトフォームより承ります☆


空の青さ。 海の青さ。 桜のまぶしさ。
それらはいつも、無償で私たちの瞳に与えられている。
何も求めず、ただそこにあり、物言わず、静かに生きるものたちを支える。

空を見上げる。
頭を。 頬を。 まなざしを。
上へ上へと視線を上げること。
それは、柔らかい遥かな希望をみらいに見ることだ。

充ちること。 実ること。
どんな瞬間に、わたしたちは、充実を感じるだろうか。
一人ひとり取り組む、それぞれの晴れやかな時間への感度。

色づき始めた桜並木を歩く。
遊歩道は、木と空と花を見上げる人で穏やかな賑わいを見せていた。
100年。
緩やかに時計の針が動いたら
私は、もうここにはいない。

時間は、目に見えない。
時計の針や数字が、かりそめの表示を通して わたしたちに知らせる。
編みものするひとの手に、春。

今日という一日へ、
走り出していく自分を励ます。
悲しみも喜びも共に味わう揺れるマスコットたち。