日本の女神さまについて
非常に興味深い本にめぐりあったのでこちらにご紹介。。。
なぜなら
日本の女神さまの神話を
日本に住む女性たちが知ることは
日本女性の潜在意識のとびらをひらくことにつながっているんですよ~
(たかが神話ではないのであります)
。。。ということで
今回は
『櫛名田姫(くしなだひめ)』さまのおはなし(*^。^*)
*★。.:*:・'゜。 .。
高山貴久子著『姫神の来歴』より。。。
●p21~
「・・・『延喜式神名帳』に記載のある御社について、まず調べてみることとした。
この古書は、延長五年(927年)にまとめられた『延喜式』という古代法典の一部であり、
成立当時、国に「官社」として認められた、2861社の神社名が国郡別に記されている。・・・
・・・この中に、櫛田と称する御社は、四社あった。
その四社とは、伊勢国多氣郡の櫛田神社と、同郡の櫛田槻本神社、
伊勢国朝明郡(三重県桑名市)の櫛田神社、
そして、越中国射水郡(富山県射水市)の櫛田神社である。
このうち、伊勢国多氣郡の櫛田神社とは、博多の櫛田神社の勧請元になった神社であり、
たしかに、大幡主大神の別の名である、大若子命が主祭神となっている。
では、ほかの三つの御社の主祭神はどうか。
伊勢国多氣郡の櫛田槻本神社が大若子命で、伊勢国朝明郡と越中国射水郡の櫛田神社が
ともに、櫛名田比売命であった。
やはり、櫛田という社号が示すとおりの、櫛名田姫という女神の祀られている神社が、
ほかにあったわけである。
さらに調べていくと、『延喜式神名帳』に記載はないが、
佐賀県神崎市に、櫛稲田姫命を主祭神とする櫛田宮という御社があった。
社伝によれば、第十二代景行天皇が創祀し、1900年以上続くとされる古社である。
しかも、この御社には、『櫛田大明神縁起』という古文書が伝わり、
その中に、「博多の櫛田神社が、佐賀の櫛田宮の末社である」、すなわち
櫛田宮のほうが中心となる御社であることを示す記述があるという。
これはいかなることであろう。
櫛田と称する社が示すのは、大幡主大神でも、大若子命でもなく、
櫛名田姫という女神のようである。
察するに、博多の櫛田宮も、伊勢の櫛田社も、おおもとは櫛名田姫をお祀りする社だったが、
なんらかの理由で櫛名田姫の祭祀をやめ、
代わって、大幡主大神を祀った、ということではなかろうか。」
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この『姫神の来歴』という本は
日本の女神の存在が盗まれている・・・ということを知るのに
めちゃくちゃおもしろい本です(*^。^*)
ご縁あって
佐賀へ何回か舞を奉納しに行ったことがありますが
佐賀の地は本当に素晴らしくて
お笑い芸人のはなわが佐賀の歌をうたってますが(笑)
何もないというより
神聖なものが隠されてる場所・・・
そんな印象を受けたので
上記の本を読んだとき、とっても納得したのでした。。。( ̄▽ ̄)
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櫛名田姫(奇稲田姫・くしなだひめ)さまとはどんな女神なのか?
*『記紀』において、須佐之男命の妻(八俣大蛇退治で有名)
(須佐之男命との間に「八島士奴美神(やしまじぬみのかみ)」という男神を産んでいる)
*『出雲国風土記』において、櫛名田姫は、
「久志伊奈太美等与麻奴良比売命(くしいなだみとよまぬらひめのみこと)」という神名で、
この長い神名は、「霊妙な稲田を守る、豊かで美しい玉のような姫」と解されている。
*「蛇神(八俣大蛇)と神婚して、稲作の豊穣を祈った巫女」
*やまとなでしこ の語源
手摩霊(アシナヅチ)と足摩霊(テナヅチ)の両親から生まれたヒメで、
ナヅとは「撫づ」のことで、娘の手や足を撫でていつくしむの意。
つまり、「撫でるように大事に育てられた姫」ということになり、
それが倭撫子(やまとなでしこ)の語源になったとみられている。
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『やまとなでしこ』の語源が櫛名田姫さまって思うと
またいろいろインスピレーションが広がりますね
「撫でるように大事に育てられた姫」 。。。本来私たち女性は
みーんな 櫛名田姫さまのように
自分自身も撫でて慈しむこと
とっても大切です
さらに!
『姫神の来歴』よれば。。。
●p57~
「出雲大社で『須勢理比売命』として祀られているこの女神は、
大阪府冨田林市宮町の美具久留御魂神社(下水分宮とも称する)において、
主祭神である大国主命のかたわらの「右殿」に、『国水分神、須勢理比売命』として
祀られているとともに、この御社と対をなす、
大阪府南河郡千早赤坂村の建水分神社(上水分社とも称する)においては
おなじく「右殿」に『国水分神、瀬織津媛神』として祀られており、
須勢理姫の別の神名が、「瀬織津媛」であったことがわかる。
また、この瀬織津媛は、鹿児島県出水市上大川内の厳島神社において、
市杵嶋比売尊、田心比売尊とともに「瀬織津比売尊」として祀られているが、
この御社の勧請元である広島県廿日市市宮島町、いわゆる「安芸の宮島」の厳島神社では、
市杵島姫命、田心姫命とならんで、「湍津姫命」として祀られており、
瀬織津姫が、「湍津姫」とも呼ばれていたことがうかがえる。
さらに瀬織津姫は、
柳田國男の『遠野物語』に登場する「早池峰山の女神」とおなじ女神であるが、
遠野郷(岩手県遠野市)の伝承において、
早池峰山の女神は、「黒蛇大明神」とも称えられる蛇神であり、
蛇を神とあがめる一族の女神と見なされる櫛名田姫とは、
おなじ女神である可能性はきわめて高い。」
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瀬織津姫さまと櫛名田姫さまは同一人物だと
この本では言っているわけですね(#^.^#)
おもしろいですね。
これが「真実」かどうかは
それを受け取るひとりひとりの感じるチカラにお任せいたします
ただ
日本の隠された女神さまの話しは
日本の女性の「女性性」と深く関わっていると感じているので
たくさんの女性が興味をしめしていくといいなー と思う私です(b^-゜)
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