往復1000㌔をニンジャで走った感想 | ポルシェ好きのつぶやき

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63’ビートル・04’ハーレー・84’ニンジャの8輪生活しておりましたが、2022年4月にニンジャを売却。今は空冷ばかりの6輪生活!

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ニンジャを手に入れて、とりあえず車検を取り走り出してから約一年

眠りから覚ましたので、不具合を潰す整備を繰り返しつつ今回の京都往復1000㌔となりました。

ほぼ高速だけの移動でしたが、私が感じた、このニンジャの感想と今後について書いてみたいと思います。

キャブがノーマルより大口径のφ36CVK+K&Nパワーフィルター仕様であり

スリップオンでは有りますが、ノーマルよりは抜けの良いカーカーに交換している事。

ですので、本来のノーマルとのエンジンの特性についての違いは分かりませんが

高速の移動ではっきりしたのは、このエンジンは基本的に「高回転型」なんですね。

後の年式の国内仕様では、カムのプロフィールも、キャブのセッティングも違うと聞いていますので

もっと中低速よりの特性なのかも知れませんが

こいつは回転数で馬力を絞り出す特性だと気づきました。

排気量が900㏄も有るので、街乗りや高速でもシフトダウンを頻繁にしなくても

アクセルの絞り加減で「ズボラ運転」にも十分対応してくれますが

排気量と馬力から想像する「パンチ」の効いた反応は、5000回転から上の回転領域で

そのくらいの回転数をキープしていれば、アクセル一捻りで「スコーン」と加速してくれます。

う~ん、上手く表現できませんが、2段階加速するような感じでしょうか。

4000回転位回っていれば、十分な加速力を得られるのですけど、5000から上は本当に気持ちが良い♪

設計の関係なのか、「カワサキ」だからなのか、4気筒マルチエンジンっぽく「モーター」の様な回転感ではなく

いかにもエンジンの中でピストンが上下運動をして重ったるいクランクを回しているような

ちょっとした振動をを伴った荒々しい回転感が有ります。

正直「本当に水冷マルチ?」って思えるほどの荒々しさを伴ったエンジンの特性は

「漢カワサキ」などと呼ばれる空冷系のカワサキ製オートバイと、同じ血統を感じる事ができます。

空力については、多くのカスタムニンジャでは外されているセンターカウルとアンダーカウルですが

天邪鬼でへそ曲がりの私は、フルカウル状態ですので、本来の空力特性が分かりやすいと思いますが

今回の様な、ニンジャにしてみれば「流している」ような速度域では、十分な性能を発揮していると思われ

直進性もさることながら、運転者に当たる風を最小限に抑えてくれるので、快適に走行できます。

もっとも、スクリーンをノーマルより短いショートスクリーンにしている事と、私の座高が高い事もあり

ヘルメット全体で風を受ける状況では有りますが、更に上の速度を出す際は「伏せて」しまえば平気です。

そもそも、カウル付きのバイクに乗った事が無いので、必要以上に恩恵を感じているのでしょうけど。

なんせハーレーは「ふんぞり返って」ますし、CB750Fはネイキッドでしたから

高速走行は「風圧との闘い」でもあったので、空力については私の感じ方でしか無いのですが。

直進性に関しても、出発前にFサスはAVDSも含めてO/Hしてますし、サスはWPが入っています。

リヤサスも一番安いやつですがハイパープロの走行5000㌔程度の中古を組みましたから

交換前の、Fオイル漏れ&5万キロ走ったノーマルリヤサスの状態と比較すれば

そりゃ「ビシッ」と走りますよね。

セッティングはキッチリ出していませんが、路面段差や継ぎ目などに進路を乱される事無く

乗り心地と直進性はかなり改善されている事は、運転の下手な私にも分かります(笑)

ハーレーの時に毎年破壊されていた「尾てい骨」も、リプモシートのウレタン特性が私に有っているのか

尻が痛くなることも無く、運転に集中できたことも嬉しい出来事でした。

過充電になって短期間に2回もバッテリーがパンクして、中古のレギュレーターを取り付けて

MFバッテリーを付けているので、高速の連続走行が心配でしたが、

結果過充電は解消されたようで、無事に戻って来れました。

ステッププレートも安いものですが、位置が変動できる固定式の物に替えていましたが

ロングライドに備えて、峠メインの位置より前側で低くセットしていたことが良かったのか

足の位置の自由度がそれなりに有った事で、足首も股関節も疲労感が少なくて済みました。

あとは高速で巡行の際に出るハンドルの振動対策で、ヘヴィーウェイトバーエンドなるものを付けたのですが

これも、完全に振動を消すには至らないものの、500㌔走っても以前の様に「手がしびれる」事は無く

効果はあったように思います。

今回壊れたメーターケーブルは今度の休みに交換して

セルが時々回らないのは・・・順番に原因確かめて・・・更に楽しい乗り物にしますです♪

足回りが良くなったので、今度は峠メインで走りに行きたくなりました!

でも、約5万キロも走っている、30年以上前のオートバイが

現在の路上でも十分な性能と信頼性を持っている事に「メイドインジャパン」の誇りを感じる私です。

約100馬力で200㌔位すぐに出るパワーが有れば、ヘタレな私には十分です(笑)

あ~どっか走りに行きたい