温泉宿なので早速温泉に入ります
篠君と一緒に貸切温泉に入りました
ふわぁ、やっぱり温泉サイコー気持ち良い
疲れが吹き飛びます。
篠君の背中を垢すりしました。
ボロボロ、ビックリするぐらいのすごい垢が出てきます
そして、垢を流すと肌がつるつるに
私にも垢すりしてくれるというのですが、あんなにとてつもない垢が出てくるのを
見られるのは恥ずかしいのでやめておきました。
温泉にまた浸かって、体もポカポカ。リラックスできました。
温泉から上がって、のども乾いたしビールで乾杯
お腹も膨れて、しばらくしてから夕飯準備。
今回素泊まりプランなので、自分たちで簡単な夕飯を作ります。
製麺所のお蕎麦を買ってきたので、付け合わせのお惣菜の天ぷらと共に
いただきます・・・・が、お蕎麦・・大失敗
マズイ・・・粉っぽい・・固まってる・・
打ち粉用の粉を叩き落さずにそのまま茹でてしまい・・しかも
たっぷりのお湯で茹でなかったので、ゆで汁は真っ白、ドロドロ
ゆであがった蕎麦もヒドイものでした
過去最低の失敗料理になってしまいました
とても食べきれるものではなく、その上お惣菜のかき揚げで
胸やけもするというお楽しみの食事がこんなんで、お腹もいっぱいなので
ワインを飲む気にもなれず・・・
そうこうしているうちに・・
だんだんと篠君の様子がおかしくなり・・・
胸がすごく痛そう
気胸が悪化しているようです。
いろいろ調べてみると軽いうちは安静にしていると
自然治癒するらしいです。
もう普通にしていても、どんな格好をしていても痛いらしく
お布団で寝ています。声をかけても話すのも大変そうだし
放っておいてあげるのが一番のようです。
どうしてあげることもできず、TV見たりスマホ見たりして
過ごしますが、一緒にいるのに一人ぼっちな感じがして寂しくなっちゃいました
いたたまれず、ロビーでしばらく時間をつぶし
そのまま温泉に入りに行きました。
温泉に入ると、ブルーな気持ちにお湯が染み入ってきます。
いろんな気持ちがぶわーっと押し寄せてきます。
篠君の具合が悪いときに無理させちゃダメなんだから安静にさせるしか
ないんだから、私がわがまま言って困らせちゃダメなんだから・・
あー、明日の予定はキャンセルにしてすぐに帰らせてあげたほうがいいかな・・
この後部屋戻って何しよー、つまんないなー・・
一人で飲んでも1本飲み切れないしなー・・
でもまだ眠くないし、どうやって過ごそう・・・
浜崎あゆみの
「1人でいても感じる孤独より2人でいても感じる孤独のほうが辛いことのように」
という歌が頭をグルグル回って、こーゆーことかぁと思いながら
頭では分かってても心では寂しさが募るのでした。
重い気持ちのまま部屋に戻ると、篠君が目を覚ましました。
起こしちゃったかな・・・
と思っていると
「飲むー?」と声がかかりました。
「そんな状態で飲めるわけないでしょう?」と嬉しいのに
ツンとしたことを言ってしまう私。
「大丈夫だよ」
というので、飲むことに
良かった、寝るまでの時間あと2時間も一人で過ごさなくちゃいけないと思ってたから
一緒に飲めることになって嬉しい
グラスワインにスパークリングを注ぎ、買ってきたお惣菜をつまみに乾杯
一緒に飲めて嬉しくてゴキゲンです単純な私
島耕作の漫画の話をしたり、10年後、20年後どうしてるかな、って
話をしてみたり・・
私は何年も前にも同じ話をしているらしいのですが、本人の記憶には全くなく
ただ、篠君は覚えていて、「数年前に言っていたことと全くブレてない」
と褒められ?ました。
私は自分のことを結婚に向かない女だと思っているので
何年たっても結婚して一緒に住むようなことはなく
篠君とは気が向いたときに時々会ったり、旅行したり、茶飲み友達でいたり
そんな将来が見えるんですよね
篠君も似たようなことを言っていたので、お互いに同じことを思っていて良かったです
何年経っても変わらずに
篠君は私にとって大切な人で最愛の人で、
隣にいてくれる人だ・・・と思っています