みたけ | クライミングパンツが買えない

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就職して、知らない世界へ飛び込んだ。

会社自体は僕がずっと小さい頃から知っているところなのだけれど、業務自体は、いままで学んできた自然科学とは全く関わりが無いので、よく言えば毎日が新鮮。

先輩方皆が同じようなスタートだったとのことので、懇切丁寧に仕事を教えてもらえて、戸惑いながらも頑張っている。
 
 
 
とは言え、気張らしに岩でも行きたくなるわけで。

原付を走らせ、マットを借りて御岳へ行ってきた。
 
 
日向は既に暑いが、日陰岩というその名が表す通り、ここはまだ涼しい。

峰の夕は既に登っているので、裏の一番高いところを目指す4級くらいの課題から取り付き。

下部は顕著なホールドで気持ちよく高度を稼ぎ、最後のマントルへ。

しかし、このマントルがなんとも嫌らしく、6mくらいの高度でふんわりスローパーを持って、思いきったヒールフックをリップにかけなければならない。下部のウェルカム感はどこへやら。普通に怖い方のハイボールだ。

何度かリップへ行き、もじもじしてから降りること数回。アップに選ぶ課題を完全にミスっているし、敗退。これは少し覚悟がいるなぁ。

 
体は適度にほぐれたので、以前より気になっていた 彩雨 初段 へ。一応この日のメインディッシュ。この岩の右端、上の写真で上裸の人がいるあたり。

さっきのハイボールは写真左奥の方の被り面。

離陸が気持ち悪いけど、細かなホールドが続く中幹部をこなしてから大きな動きでリップを叩く流れはとても気持ちがよい。

ムーブを解析して、繋げ数回目でゲット。とても良い課題だった。

その後、川面のファットなんちゃらを冷やかしてひるめし。


カゲロウくんが飛んできた。ついこの間まで、大学・大学院で河川の生態系を研究してきたのだけれど、その世界からは一切足を洗ってしまったので、なんだかしみじみ。

カゲロウは羽化してからあっという間に死んでしまう。精一杯生きてねと願いつつ放った。

 
 
その後はなんとなく猫砂の方面へ移動。道中見た忍者岩は、とても閑散としていた。

写真はないけど、最後に 猫砂 1級。無駄にしんどいムーブで登っていたようで、随分と体力を吸われたのちなんとか登った。


マットを返却し、原付で帰宅。帰りが随分と混んでいて疲れた。