鬼怒川決壊から今日で4年経過し、式典が開かれた
俺も参加したが内容はチャチなもので、お偉いさんが献花台に花束置いて1分間の黙祷をして、5分もしないで終わってしまった


その後は神達市長のインタビュー、市民はほったらかし
しばらくしてチラホラと記者が取材をしていた
神達ありきな式典だった

俺も取材を受けたが記者は名刺も寄越さないモンだから
「この暑い中、ここまで来た想いというのは?」
「いやァ、暑いなァとしか……」
と、適当に受け答えしていたら母上の方に行ってくれた

名刺寄越してくれりゃ記事書いて送ったというのに

住民を置き去りにする式典に意味などあるのだろうか?
甚だ疑問である