人見知りの篠原です。
ちょっと間を置くと、「誘って良いのかな?」って思ってしまいます。
誘った事のない役者さんにも、
「誘っても大丈夫かな?」って思ってしまいます。
誘わないのは、誘いたくないからではありません。
どうしても気後れしてしまう、この性格が恨めしい。
さて、4月公演、
もうちょいと出演者を集めねば。
昨日、元内閣府の防災担当者と一献。
劇場ではなく、和室公演。
現在、都内のいくつかの区で
防災プランを立てる実力者のアドバイスを頂いた。
珍しく日本酒など飲みながら。
打ち合わせの結果、かなり面白い、
劇場では絶対に出来ない舞台が出来そうです。
「よし、篠原に手を貸してやろう!」
という役者さん、
是非、ご連絡を下さい。
老若男女。
経験の浅深。
経済的問題、時間的問題。
全てを乗り越えて、ご参加頂けます。
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シノハラステージング #74
『春の終わりの畳の香りは、ちょっぴりママの匂いがした。
~東京被災地避難所の奇跡~』
作・演出・音響◎篠原明夫
防災アドバイザー◎井上浩一
出 演◎永野百合香(シノハラステージング)
川島千加子(シノハラステージング)
好沢晴美
カンノナオキ
真野清美
友情出演◎川世有希子
特別出演◎高沢ふうこ
◎滝ひとみ
2019年4月27日(土)14:00/19:00
28日(日)14:00/18:00
29日(祝)19:00
30日(祝)14:00/18:00
板橋区立文化会館 5階和室 (東武東上線・大山駅下車)
入場料 大 人 2000
中学生 1500
小学生 1000
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春の終わり。
ちょっと肌寒い午後。
僕が小学校1年生になったばかりの
初めてのゴールデンウィークだった。
その揺れは突然起きた。
仕事に出ていたママは携帯に出ない。
僕たちは、近所の地域センターに逃げた。
不安とストレスで揉める避難所。
政治家。放送局。地域の偉い人たち。ユーチューバー。
様々な人間関係の中で、ストレスは増してゆく。
お姉ちゃんイライラで家族もバラバラになり始める。
やっとママが来てくれた!
あれは平成最後の日の出来事だった。
ママはいつも「ピンチはチャンス」って言っていた。
だからママは、この被災の中で、
とっても大切な事を伝えてくれたんだ。
僕はあの日のことをきっと忘れない。
地域センターの畳に残ったママの匂も。