ある方の紹介で受任した交通事故の被害者で、事故による怪我で利き手が全く動かなくなってしまったという方がいました。
バイクに乗っていたところ、自動車と接触して転倒し、右手を強打したことによるものでした。
診断書にも神経を損傷したことが明記されており、間違いなく後遺傷害認定を受けられるだろうと思っていましたが、結果は何と「非該当」!?我が目を疑いました。
この結果には、相手方任意保険会社の担当者も信じられない様子でした。ただ、コッソリ私に話したところでは、事故直後に救急車で搬送された病院の評判が非常に悪く、そこでの診断について、自賠責調査事務所が信用していないようだとのことでした…。
被害を受けたのは患者さんですし、救急搬送の場合、病院を選ぶこともできませんので、全く納得がいかない結論です。
このため、直ぐに裁判を提起しましたが、裁判所も非該当の認定には納得がいかないようで、結局、後遺障害があることを前提とする和解で解決しました。
2017年、入通院期間と通院実日数を入力するだけで、裁判基準での傷害慰謝料が算定できるサイトをオープンしました。
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