あなたは本当に自分の音を聴いているのか?
これは、なかなか当事者には分かりにくい場合がありますが、実はかなりの人がこの現象に陥っています。
はたしてあなたが自分の音を聴いていないかどうか、その的確な判断方法は、
あなた自身が練習の時には自分の演奏がうまくいっていると思っている
練習中に、頭の中で全然関係ない事を考えながら練習をしている。
練習中はうまく演奏出来ているのに本番になると、あちらこちらにうまくない部分が浮き出てくる。
先生に「音を聴いていない」と身に覚えのない事を言われた事がある。
もし、上記の様な事が思い当たる場合は、実は自分の音を聴いていない可能性・大なのです!
もっと体感しやすい方法は、例えば録音機、もしくはビデオカメラで、演奏を撮った時に、自分が思っていたのと違って、やけに乱暴に聞こえたり、スピードが速く感じた場合、それは間違いなく、自分の音を聴いていません。
実は、人間というものは、何かに没頭している時には、その一つにしか神経が行かない動物なのです。
これは当然の事で野生動物のように、回りに天敵がいないかを警戒しながら、えさを食べるという動作には慣れていないからかもしれません。
結果、他人の演奏には集中して聴く事が出来るのに、自分が演奏している時には、ピアノを弾く事に神経が行ってしまうので、もはや、自分の音を聴くという事に神経が行かないのです。
正直いうと、私も10年前は聴いていなかったと判断出来ますし、自分の生徒も実に9割は自分の音を聴いていない、もしくは聴いていない時があるのです。
ではどうすれば良いか?
自分の音を聞く一番良い方法は、とにかくゆっくり弾く事です。
そして弾いている時に、自分の音だけに集中する事です。
堺市ピアノ教室
http://otori-musicschool.jp/