パリから夜行バスでロンドンへ戻って、シャワー浴びてスマフォとカメラ充電しながら一休み。
眠気は充分取れているので、2日目に逃した衛兵交代を狙ってバッキンガム宮殿へ!!
今日もなかった
ま、まぁその。また次ロンドン来たい理由ができたじゃない。うん。
てなわけで素晴らしい眺めのなか、ブルーベリーマフィンとカプチーノでまったり。
ブラックコーヒーってどうやってオーダーするのかよくわからなかったので、ずっとカプチーノかホットチョコレート飲んでたよ。
今日は特に予定しているルートもないので、一息ついたらせっかくなのでタワー・ブリッジとかロンドンらしいところ行こうと思いつき。
ロンドン塔経由で観光。
ついでに歩いて渡る「♪ロンドン橋落ちた」のロンドン橋。
知名度のわりにまったく面白みのない橋でした。
さて…
『エンド・オブ・キングダム』ゆかりのサマセットハウス、セントポール大聖堂、ビッグベン、フランス大統領の桟橋、ウェストミンスター寺院、バッキンガム宮殿、チェルシー橋、バタシー公園。
『キングスマン』ゆかりのエグジーの家、ハリーの家、教授の大学、ハンツマン&サンズ、ロック&コー、ブラックプリンス。
行きたかったところは全部まわっちゃったから今日はもうやることない。
じゃぁ最終日20時の飛行機までどうするか。
残された『エンド・オブ・キングダム』スポット巡るしかないでしょ。
一番の心残りは、序盤のセントポール大聖堂を逃げ出してからのカーチェイスシーン。
あの川沿いの道と、
テロリスト「F**k you!」
バニング「F**k me? F**k you.」
の場所。
探すには大統領を乗せた黒のランドローバーの逃走ルートを辿るのが一番と、近場の駅で道を聞く。
私「あのー、好きな映画のロケ地訪ねてるんですけど(スマフォを見せながら)」
駅員「おっ面白そうね! どれどれ?」
私「このシーンに映ってる建物なんですけど」
駅員「あら、それは Bank of England ね。このすぐ近くよ」
よっしゃああ!! 一発ゲット!!
駅員「この駅(地下)からを出て、右の道を左に曲がって真っ直ぐよ」
私「ありがとうございます!」
駅員「楽しんでね」
駅を出てー、右の道っと
うーん、なるほど
ここで適当こいたらまた道に迷うと、旅程最終日にしてようやく冷静な判断。
時刻はちょうど昼時、昼休憩中のサラリーマンにもう一度道を聞いてやってきたここが
Bank of England。
この右の道を、大統領を乗せた車が走り抜けます。
道程を追いかけるように道を歩いて、ふと気づく。
待てよ、ということはあのシーンもこのシーンも…この道…?
ちょっと戻って振り返る私。
ああああああああのシーンもこのシーンもこの道!!!!!!!!
主人公の同僚ヴォイトが殉職するのは、このあたり…(合掌)
バニングの運転に代わって、ここを曲がって、
さて、どこに行くんだ??
今通った道はこんな感じ。
映画ではここを曲がって次のカットでは川沿いの車通りの多い道。
この道より北側には川らしきものはなし。
とするとやはりテムズ川沿いか?
何度も何度も目を更にしてデジタルセル先行配信のカーチェイスシーンを確認。
ぼんやり見える看板の文字は「Trafalgar Square →」…?
右折したらトラファルガー広場に続いていて、橋があって、川沿いの道。
Victoria駅でもらったロンドン市内の地図をじっくり見て、
ここだな?
ここでした。
地下鉄 Embankment 駅を出てすぐ、水色の○は船着き場のマークでした。
感激に浸りながら追いかけます。
ここで車が後ろ向きになって。
ここで車の向きを戻して左折。
なんと、サマセットハウスってこのシーン目の前だったんですね。
さて、左折してからがまた問題。
地図を見ながら「ここからサマセットハウスまで全速力で向かうには」をシミュレーションしながら探しまくるけど全然見つからない、「F**k you!」「F**k me? F**k you.」ポイント。
1時間以上うろついて、あらゆる路地を巡ったけれどそれらしき場所は見つからず。
Embankment からの道を左折したことと、最短でサマセットハウスまで逃げ切りたいことを考えると、恐らく設定上はこのルート。
このあたりには存在しない路地かもと薄々思いつつ、諦めきれないFワードポイント。
うーん、こんな細かいカットの道、誰かに聞いてわかるものか?
店員「わからないねぇ…」
ですよね…。
店員「タクシードライバーに聞いたらどうだい? 狭い道なら彼らの方が知ってる」
私「そ れ だ!! ありがとうございます!」
そうかその手があった!
市内の細かい道ならタクシードライバーだよね!!
というわけで、近くの駅のタクシー乗り場へ。
何台もの無人タクシーを通り過ぎ、ようやく運転手さんの乗ってるタクシー発見。
私「あのーすみません、道を探してるんですけれど」
運「はいどうぞ?」
私「(スマフォの画面見せながら)大好きな映画のロケ地で、この…川沿いの道を走って…車が向きを変えて左折して…この先の場所なんですけど…」
運「あれ?」
私「?」
運「僕この映画先週観たわ」
ファッ!!!!???
運「えっと…タイトルなんだっけ…」
私「まじで、LONDON HAS FALLEN!?」
運「ああそうそうそれそれ」
奇跡かなこれは。
運「バイクとか出てきてカーチェイスのシーンだよね」
私「そう! そうそれ!(コクコクコクコク)」
運「このシーン、そこのEmbankmentで撮影されたんだよ」
私「そう、そうなんです! 今そこから歩いてきて、この後の「F**k you.」「F**k me? F**k you.」ポイント探してるんですけど!!」
運「オー!!(大爆笑)」
私「言葉が汚くてごめんなさい、でもあの場所探してるんです。このへんですか?」←必死
運「いやー、あれはこのへんじゃないね。見かけたことない。たぶん別の場所で撮影されたんだよ」
やっぱりかーーーーーー
そんな気はしてたーーーー
運「映画っていろんなところで撮影して編集するからねぇ。
でも言葉には気を付けなねww」
私「私の言葉じゃないですよマイク・バニングです!!www」
運「ジェラルド・バトラーなwww」
私「私じゃないですからwww
他にロケ地知ってます?」
運「有名なところしかわからないな」
私「そっかー、ありがとうございます」
運「お嬢さん、言葉には気をつけなねwww」
私「普段は使わないからバニングだからwww 本当私じゃないからwww ごめんなさいwwww」
歩き疲れも吹っ飛ぶ会話の後、タクシーには乗らずに移動。
いやー当たり前だけど異国の地でも同じ映画を観てる人っているんですよね。
世界って狭いな! なんて思いながら再びのサマセットハウス。
今日はなんか柵があって中央には入れませんでした。
2日目に来ておいてよかったー!
後は余った時間で「Lights out, London.」のピカデリーサーカスへ。
これにて『エンド・オブ・キングダム』巡り終了。
後はお土産買って帰るだけです。
5泊6日、うち3日間で回った映画ゆかりの主なスポットです。
帰りの飛行機はほとんど寝てました。
面白かったことといったら、機内食のデザートに出てきたハーゲンダッツがめっちゃ硬くなってて、スプーンで叩いたらコンコン言ってて、隣の席のパパさんと20代の息子二人とゲラゲラ笑ったことでしょうか。
通路の向こうでネクタイしめたままマジでこんな顔で喜んでるんですよ、カッチンコッチンのハーゲンダッツに。
陽気な一家で、目が覚めるたびに隣に座ってる顔ぶれ変わってました。
帰りも香港国際空港経由。
往路とは違って景色が見える明るさだったので、香港の街並みを見下ろしながら『パシフィック・リム』のテーマを脳内再生。
ヒースローで飛行機の出発が1時間40分遅れ、香港でもさらに遅れ。
結局羽田空港に戻ったのは日付が変わってからでした。
終電ないし、まあいっか折角だからゆっくり羽田泊しよーっと。
海外旅行から帰ってきて国際ターミナルの1階でおでん販売って、ずるいと思うぜエア・ロー○ン!
食べ終わったらもちろんデジタルセル先行配信の『エンド・オブ・キングダム』を観て時間を潰します。
始発で羽田を後にして、こうして私の『エンド・オブ・キングダム』『キングスマン』そしてロビン・フッド巡りの旅は終わったのでした。
1泊よりも長い海外旅行は初めてでしたが、テロリストの襲撃に巻き込まれることも、凶暴化電波に曝されることも、宿・食事代と称して有り金を巻き上げられることもなく無事帰ってこれました。
ロンドンの人みんな優しくて、楽しくて、また行ってみたいな。
このブログが、これから映画巡りするぞーっていうこじらせた人たちの何かの助けになれば幸いです!