先日の出張フロリダ族SNS教習所in福島にも参加してくれた彼女は、郡山にある『イタリアンバール ブッチーニ』というお店でシェフとして働いている遥(@HARUKA12612681)
酒のしのぶや三代目店主の佐藤浩一(@saketen51)です。
遥は僕が柔道を始めた時に教えてもらった僕よりも一回りくらい上だった先生の娘で、僕が地元に帰って柔道を教えるようになってから遥にも教えていた。
遥には2つ上のお兄ちゃんがいてそのお兄ちゃんも教えたんだけど、うちの息子が柔道を始めるようになった時にお兄ちゃんの方がウチの息子に教えてくれていた。
今日遥が買い物に来てくれてそんなことを思い出したんだけど、先生に僕が教わって僕が先生の子供たちに教えてその子供たちが僕の子供に教えてくれる。
代々柔道という競技を上から下へと受け継がれていき浪江町のスタイルが出来つつあった。
その時代時代の教え方やルール変更による教え方の違いは当然あるけど、基本的に教え受け継がれていることは大して変わりはないと思う。
守り続けていかなくてはいけない部分と新しいことを取り入れなければいけない部分があり、守り続けてばかりいることも正しいとは思えないし、新しいことばかりやり続けるのも正しいとは思えない。
両方組み合わさって良い方向へ向かっていくのがベストなんじゃないかと、僕たちの代の指導者で話し合ったこともあります。
よく考えてみればこれは仕事でも同じことなんじゃないかって思うんです。
親の代から脈々と受け継がれている基本的なことは変えちゃいけないことだとは思うけど、時代の流れとか自分に合ったやり方は逆に変えていかないとついていけなくなると思うんです。
もし僕が初代が作り上げた「近所の便利屋さん」のまま受け継いでいたとしたら、楽しくないやらされてる感しかない仕事になっていたんじゃないかと。
二代目も時代の変化を読み取りその時に合ったやり方として「ディスカウントストア」としてやってきましたけど、僕がそのまま受け継いでいたとしたら今の時代では淘汰されて自分の店はなかったんじゃないかと。
【お客様に正直に仕事をする!】という初代からの教えは守りつつも、時代に合ったやり方を探してやっていかなければ、取り残され店をたたむようになってしまっていたんだろうと自分でも思います。
変えることはすごく怖いことだとは思います。
業種にもよりますが代々受け継いだやり方のままの方が安心は出来ますけど、時代の流れとしては取り残されてしまう方が多いんじゃないかと思います。
時代の流れの速さについていけるようにすることも大切なんじゃないかと、なんか柔道を教えてた彼女に会ってそんなことを思いました。