Twitterもやっているんですけど、そこで知り合った香川県の酒屋さんで中山さんこと中川浩行さんという方がいらっしゃるんですが、Twitterでやり取りをしていた時に「福島県のお酒を飲んでみたいし、香川県のお酒を飲んでほしい」との提案がありました。

ボクも香川県のお酒を飲んだことがないし飲んでみたいと思ったので、お互い自慢のお酒を送り合って飲んでみようということになったんです。


【私がお送りしたのは】

私が今回お送りしたのは福島県古殿町にある豊国酒造さんの「一歩己」という純米酒です。
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豊国酒造のHPはこちらからどうぞ

ウチで扱うようになって2年目の蔵元さんなんですが、初めて飲んだのは3年前のことでした。
当時ウチの2代目店主がお客さんから「美味しいお酒だよ」教えられたそうで、すぐに電話が来て特約店で買って飲んでみました。

なんかボク個人的な感想は「優しい味わいで冷やさなくても温めなくても美味しいお酒で、自宅で飲む場合には常温で飲み続けられるし、常温で管理できるから晩酌酒にもいいなぁ」という感じでした。

それから何度も蔵に行き色々お話しさせていただいてた中で絶対にやりたいと思えることがありました。

実は一歩己も知名度が全国区になってきていまして、昨年はお酒の雑誌の表紙にもなっているほどなんですが、蔵元の意向で今まで地元の人に愛されて飲まれてきているんで地元は特約店じゃなくても購入できるんです。
実際に蔵元さんの近所のコンビニにも置いてありました。

これって凄いことだと思うんです。

全国的に有名になった銘柄は数多くありますが、地元でも買えないプレミアム商品になってしまうのが多い気がします。
私が知ってる福島県のお酒でも地元で買えない有名になった銘柄もありますが、果たしてそれで本当に地酒と呼べるのかと疑問に思っていたんです。


【地酒は地元で飲まれてなんぼ】

ボクの中で勝ってな縛りがあるんですが『地酒は地元で飲まれてこそ地酒』だと思っています。

震災前に浪江町で酒屋をしていた時は地元浪江町に清酒蔵は3軒あり、同学年ということもあり「磐城 寿」に特に力を入れていました。
寿は地元で愛される地酒だというエピソードが…。

地元の飲食店さんには当然のごとく定番酒として置かれていましたし多くの方々に飲まれていました。
寿という酒名から当然お祝いの席への贈答品としても多く使われていたのですが、浪江町でも特に寿さんの蔵元があった請戸地区では仏事でも寿を供物として使われていたんです。

一応お客さんに確認するんですが「故人が飲んでたからいいんだ」と化粧箱も寿の文字が入った専用箱に入れてお持ちになる方が多かったんです。

一般的に考えたら仏事に「寿」という名のお酒を持っていくのは…と思ってしまいますが、それだけ地元で愛されていたお酒ということだったんですね。

今やらせていただいている二本松市の千功成というお酒も社長さんが「ウチのお酒は地元の人に飲んでもらえればいいんだ」とおっしゃっていました。
現に千功成は大手蔵が3蔵もある二本松市でもシェアNo.1なんです。


【いただいたお酒は讃美】

ボクが送っていただいたお酒がこちら。
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※ウチでは扱っておりません

香川県の川鶴酒造さんという蔵元さんで造られているお酒だそうで、中川さんによると

地元 香川県観音寺市の川鶴酒造のお酒です!これは香川県でも5社ほどで作る讃美(さんび)会しか取り扱えませんので入手は難しいと思います(^_^)
値段は2500円(税別)


早速飲んでみましたがボクの感想としては「華やかな香りが最初に来て味わいは軽いのかと思ったら無濾過の純米生原酒なのでシッカリとした味わいでした」
(違っていたらごめんなさい)

気になる方は中川さんにFacebookページからメッセージを送ってみてください。

その際『福島県の佐藤浩一に聞いた』と添えていただければ『そうですか』くらいは言っていただけると思います(笑)


なお、当店では一歩己が大人気商品になっておりますので、飲んでみたいという方はFacebookページよりご一報ください。