実はここだけの話にしててほしいんですがボクはパトカーと犯人を移送したりする護送車に乗ったことがあるんです。

と言っても悪いことをしたわけじゃありませんのでご安心を(笑)


【地元の広報活動】

パトカーに初めて乗ったのは小学校の時の広報活動として、パトカーで町内を放送を流しながら巡回するためでした。
初めて乗るパトカーに嬉しさとドキドキとアナウンスしながらだったので間違えないようにドキドキと。



お巡りさんにパトカーに案内され乗りましたが悪いことをしていないので楽しかったのを覚えています。
巡回中もアナウンスしながら町の知り合いの人たちに手を振られたり、家の前を通った時は両親が出てきて恥ずかしかったですね。

でも滅多に乗れる車じゃないのでいい思い出になりました。


【思わぬ護送車輸送】

護送車に乗ったのは中学校の時でした。
地元の警察署主催の柔道・剣道大会が毎年ありまして、その時は隣町の中学校で開催されました。

警察大会といっても浪江町と隣の双葉町のスポーツ少年団と中学校しか参加しない小さな規模の大会で、ボクもデビュー戦は小学校6年の時のこの大会でした。
規模が小さい大会なので小学校低学年とかは本当に経験が少ない子供達が多く、子供達よりも親御さんの方が緊張したり力が入っていたり。

そんな大会に出場した中学2年生の時、剣道の試合が長引き合同の表彰式ができなかったので待っていることになったんですが、親は用事があるため全員帰ってしまいました。
帰りも学校側で迎えに来てくれるということだったらしく、ボクたちも剣道の試合が終わるまで遊んだり昼寝をして待っていました。

そして無事表彰式を終えた時でした。

一向に迎えの車が来ないんです。
先生も学校に何度も連絡をしていたんですが繋がらず困惑したようで、見かねた警察署長が「迎え来ないなら送っていきますよ」と言ってくれました。

ただし警察も車両が護送車しかないと…。



皆さんご存知のように犯人を移送したりする時に使う車です。

これで送ってもらえるということでボクたちは喜び乗り込みました。
最初は良かったんです。
滅多に乗れない車だったので。

しかし、街中に入ると「何やらかした子供達なんだ?」とか「これから移送されるのか」といった表情で見られていることに気づき、みんな下を向いて顔を隠していたら余計に怪しかったと見ていた人に後から言われました。

そりゃそうですよね。

全員坊主頭で中には五厘刈りで青々とした頭の子供達が10人くらい乗って運ばれてるんですから。

車を降りてからは笑い話になりましたが、街中を走っている時は本当に恥ずかしかったです。

でも悪いことをして乗ったことは一度もありません(笑)