先日奥さんとスーパーに食料品を買い出しに行ったんですけど、その時に見つけたパンを見てちょっとだけ思った事です。

どうも。
買い出しの時はもっぱら荷物持ちとして同行する、福島県いわき市平にあるジーンズも売ってる酒屋
『酒のしのぶや』
3代目店主の俳優じゃない方の佐藤浩一です

その時に見つけたパンなんですが、ホテルブレッド?っていう名前のパンでPOPには【お水を一切使っていない牛乳で作ったパンです】って書いてありました。

奥さんに「これ美味しそうだよね」と言って金額を見たら、おそらく通常の食パンの2斤分で600円に消費税だったかと思います。

その時の判断は《食べた事ないのにこの金額はチョットね》と言って断念しました。
一度食べて美味しかったら買うと思うんですが、さすがにこの金額とこの大きさで冒険するのは怖いという主婦目線での断念。

惜しいなぁと思いました。

この3分の1の大きさで200円位だったら、お試しで買って自分に合わなくてもどうにかこうにかなると思います。
小さくして販売するのはコストが掛かるからっていうのは知ってますが、初めての物を買うのに冒険できる金額とできない金額があるんだと思います。

これは主婦目線になれば尚更なんじゃないかと思います。

浪江にあった蔵元さんで1升10,000円のお酒を造っている蔵元さんがありました。
そこの蔵元さんは現在やられていないので蔵元名は伏せさせていただきますが、そのお酒を飲んだ時に私も美味しいと感じましたが、さすがにその価格だと晩酌では飲めないし、多くの方に知っていただくのは難しいお酒だと思っていました。
ある時にそこの蔵元さんとお話しする機会がありまして、1升10,000円のお酒をもっと多くの方に知っていただきたいので、10分の1の大きさの1合180mlに詰め替えて1,000円で売れませんかとお願いしました。
蔵元さん的には1本ですむ物を10本に詰め替えるので価格は1,000円では難しいと言われました。
当然資材代がその分掛かるので当然だと思います。
でもこのお酒を多くの方に知っていただきたいのでと、利益率を下げてもいいのでとお願いして渋々造ってもらえることになりました。

蔵元さんは当初は売れるはずがないと思っていたそうです。
普通に考えたら1合1,000円のお酒なんて売れないと2代目店主も言ってました。

だけど実際に販売してみたら《御遣い物にするんだけど、自分でも味をみたい》っていうお客様や《たまには良いお酒飲みたいからこれにする》といったお客様で、そこそこ売れたんです。

当初売れないと思ってた蔵元さんや2代目店主はビックリしていましたが、やっぱり高額な物ほどたまには飲んでみたいって考えや、小さくても価格が下がっていれば試してみたくなると思うんです。
小さくなったからといって品質を下げるわけではないのでご安心くださいと説明すれば売れると思います。

その後、売れ始まったら蔵元さんが他店にも売り始めたのでウチはやめちゃいましたが、それで蔵元さんのお酒が売れるならばと、ちょっとだけ良い事をしたかもって思いました。

そんな事を思い出した奥さんとの買い出しでした。


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