October 28th. 満七十歳の誕生日を迎えました。

 明くる日、昼食後に愛犬ゴンを連れて日課の散歩に。

 出発後、僅か五分経った頃、突然、強烈な目眩と吐き気に襲われて、その場にクタクタと沈み込み、

 胃袋が裏返ったかと思う程の嘔吐と失禁。

 其の儘意識を失い、身体じゅうの筋肉の軋む痛みで覚醒。
 
 歯の根も合わぬ程の寒気・悪寒に堪りかね、視野狭窄で見えぬ目ももどかしく、闇雲に携帯電話の

 履歴ボタンを押し続け、二十何回目かに繋がった友達に救急車を手配して貰い、これ以上無い悪い

 乗り心地の救急車の客となり、そのまま緊急入院。

 『低体温症になっていて、危ういところだった』と、後で聞きました。

 医師の所見では『かなりキツイ脳梗塞の発作だろう』との事。

 幸いにも目立った後遺症は皆無で、一週間の入院の後に、無事、退院しました。

 大騒動の顛末です。