7月のまとめ
2012年7月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
■死者はバスに乗って (幽ブックス)
初作家さん。物語自体は定型の幽霊譚って感じ。怪奇現象って、正体がわからないあいだが一番怖いですよね。といっても、これは怖くなかったけど。最後まで読んでも、伊達くんの謎が解き明かされないのには不満。シリーズものじゃないなら、人間の謎はきちんと解き明かして欲しいな。
読了日:07月31日 著者:三輪チサ

■週末は家族
何かの続編だった気がしてたんですが、勘違いだったみたい。装丁がいいなぁ。ちゃんと物語とリンクしてるんですよね。本当の意味での「友達夫婦」の元へ週末里子としてやってきたひなた。彼女の突出した演技の才能が、吉と出るか凶と出るのか…。ネグレクト、福祉の問題、世間の思い込み、無性愛と少し詰め込みすぎの印象は否めないものの、読後感爽やか。大人も子供も生きづらい時代なんでしょうかね。時代のしわ寄せが幼い子に行くのは悲しいことです。
読了日:07月30日 著者:桂 望実

■めがねを買いに
めがね愛に溢れた本。近々に眼科と眼鏡屋へ行こう、と思った。でもデフレで昔よりめがねがお手頃価格で買えるようになったとはいえ、本当に気に入った1本を購うとなると、かなりお値段は張りますよね。2色使いのフレームのめがね欲しいなぁ。
読了日:07月28日 著者:藤裕美

■ポケットに名言を (角川文庫)
一気に読むのがもったいないので、毎日少しずつ。たとえ同じ本を読んだとしても、著者とは感じ方が違うんだろうなぁ。感性の違いを突き付けられた感じです(笑)。
読了日:07月27日 著者:寺山 修司

■誰も知らない「死刑」の裏側―秘密にされてきた驚くべき真実 (二見文庫―二見WAi WAi文庫)
死刑という制度は『仇討禁止』、つまり私刑を禁じるために生まれたものではなかったか。身内が殺される→仇討→討たれた者の身内が仇討→最初へ戻る…ときりがないからということで。現在、世界的にも死刑は廃止の方向へ向かっているらしく、著者の死刑廃止論者のよう。犯罪の抑止効果がないとか、被害者が生き返るわけじゃないとか、冤罪だったら取り返しがつかないとか言うけど、詭弁にしか聞こえない。誤判に備えて死刑をなくせとは…審議を尽くせばいいだけなのでは?万が一死刑を廃止するとしたら、無期ではなく終身刑を採用すべきだと思う。
読了日:07月27日 著者:近藤 昭二

■アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂(うれ)う (英国パラソル奇譚)
巻を重ねるごとに、面白さもパワーアップ。身重のアレクシア女史、よたよたしながらも相変わらず活躍しまくってます。ヴィクトリア女王の時代だということをつい忘れてしまい、「電話すればいいのに!」と何回も思ってしまいました。スウォーム、復讐、出産と今回も盛沢山。アケルダマ卿の出番も多く、教授の意外な過去、と読者を飽きさせないのはさすがです。それにしても、なんだかゲイ率高くないですか?(笑)
読了日:07月24日 著者:ゲイル・キャリガー

■お話はよく伺っております
装丁がシャレてる!電車や店の中、通りすがりの気になる会話を盗み聞き(笑)しながら突っ込んだり、続きや全容を妄想したり。子供の言葉の選び方はストレートすぎて、それがかえって哲学的で返答に窮しますね。怖い怖い。こういう女性(元)の妄想は女性には面白く感じるんですが、男性にはどうなんでしょう。
読了日:07月21日 著者:能町みね子

■黒い団欒 (幽ブックス)
初作家さん。受賞作の一話めを読んで、頭の中がイヤ~な感じの「???」でいっぱいになった。連作短編を最後まで読むと、一連の流れは理解できるのだが、一話だけではどうにもこうにも。この短編で受賞を決めた審査委員会、すごすぎる…。怖いというより、イヤ~な感じ。
読了日:07月21日 著者:平 金魚

■累犯障害者
塀の中のあまりの知的障碍者の多さに、刑法39条「心神喪失」の適応はなされていないのか?と驚きを隠せない。罪を犯した障碍者は出所後も受け入れる福祉施設がないとか、家族全員が知的障碍者だったら、福祉を受けられることすら知らないとか、問題山積み。近年まで聾者が犯罪を犯した場合は罪にならなかった、というのも驚きだ。聴者の手話は通じないというのも知らなかった。ただ収監するだけで、更正など行われていないということも。それにしても、同一家族内の障碍者率が高すぎる気がするのだが、これは医学的に理由があるのだろうか?
読了日:07月21日 著者:山本 譲司

■鳥のうた、魚のうた (幽BOOKS)
初作家さん。ひとが「気持ち悪い」と思うツボを心得ている人な気がする。人面獣体って、生理的嫌悪感を呼び覚ましますね。どの短編も「なぜ」を置き去りに、圧倒的な気持ち悪さで押してくるタイプ。文中に出てくるチカチーロ本は「子供たちは森に消えた」なのかな?とか、クラス一の悪童が実はいいやつだったりするとこがキングを彷彿させたりとか、小技は効いている。
読了日:07月18日 著者:小島 水青

■マカリーポン
彼方と此方、現実と妄想、さまざまな境界線が曖昧な物語。新刊が出るたびに「ぼっけえきょうてえ」を期待するのだが、今回もエログロ寄り。カニバル系読みながらご飯食べられる私が、気持ち悪くなりました。特に何か特別にグロいわけではないんだけど、ねっとりした空気感がそうさせるのか。行間から腐臭が漂ってきそう。小説内小説は、ちょっと読むのがタルかった。ずっとエッセイ風で押し通した方が良かったんじゃないかな。
読了日:07月14日 著者:岩井 志麻子

■トゥルーブラッド10 絆の力 (ソフトバンク文庫)
前巻で負った怪我の回復に努めるスーキー。新たな怪我が増えなくて良かったけど、精神的にはかなりしんどそう。人間関係も複雑に絡まりあっていて、読んでいても疲れました。一応は収まるべきところにコトが収まったように見えるけど、シフター達の政治的問題がこれからどう展開するのか心配なところ。あとはエリックの目の上のたんこぶなアイツが死んでくれれば…と思ってしまう。今回の表紙もなんだか…スーキーの等身、おかしくない?クロードの髪はさらさらストレートだと思い込んでいた。もっと美しく描いて欲しかったな。
読了日:07月12日 著者:シャーレイン・ハリス,Charlaine Harris

■ユリゴコロ
初まほかる。この物語はミステリとして読んではいけない、ある種のファンタジーとして読むのが正しい。そうすれば、行き当たりばったりに人を殺してるのに捕まらないのとか、普通でない家族のありようを『家族愛』の一言でまとめられたりしても、気にならないかもしれない…たぶん。物語としては楽しめたが、作家読みしたいかと問われると微妙。
読了日:07月12日 著者:沼田 まほかる

■サクラ咲く (BOOK WITH YOU)
辻村さんらしからぬ、爽やかな青春物語。何があったの?と驚きましたが、掲載誌を確認して納得。中高生向けだったんですね。一見まったくの別の話の短編がみっつ。最後まで読むとその繋がりがわかる、というところは辻村さんならではかな。
読了日:07月07日 著者:辻村 深月

■魔性の子 十二国記 (新潮文庫)
新版で出たので再読。これ大好きだったんです。当時も、広瀬に感情移入して堪らない気持ちにさせられたけど、今回も同じでした。いつだって、去る者より残される者の方が悲しくて辛い。同じだと思っていた相手との決定的な差異を突きつけられ、自分の醜さを思い知らされた広瀬。彼はこの後、どう生きて行くんでしょう。自分も少なからず子供の頃から世界との馴染めなさを感じていただけに、この物語は痛くて仕方ありませんでした。
読了日:07月04日 著者:小野 不由美

■幻想電氣館
「幻想郵便局」の続編かと思いきや、リンクはしているものの違う物語でした。主人公の同級生が自己中すぎて、終始イライラしてしまいました。きっぱり断ろうよ!まぁ断っても聞いちゃいないんだけど…。物語の全体のトーンと、お婆さんの悪霊化が合っていない気がしました。そこはもう少し優しいエピソードで良かったんじゃないでしょうか。
読了日:07月02日 著者:堀川 アサコ

読んだ本の数:16冊
■死者はバスに乗って (幽ブックス)
初作家さん。物語自体は定型の幽霊譚って感じ。怪奇現象って、正体がわからないあいだが一番怖いですよね。といっても、これは怖くなかったけど。最後まで読んでも、伊達くんの謎が解き明かされないのには不満。シリーズものじゃないなら、人間の謎はきちんと解き明かして欲しいな。
読了日:07月31日 著者:三輪チサ
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■週末は家族
何かの続編だった気がしてたんですが、勘違いだったみたい。装丁がいいなぁ。ちゃんと物語とリンクしてるんですよね。本当の意味での「友達夫婦」の元へ週末里子としてやってきたひなた。彼女の突出した演技の才能が、吉と出るか凶と出るのか…。ネグレクト、福祉の問題、世間の思い込み、無性愛と少し詰め込みすぎの印象は否めないものの、読後感爽やか。大人も子供も生きづらい時代なんでしょうかね。時代のしわ寄せが幼い子に行くのは悲しいことです。
読了日:07月30日 著者:桂 望実
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■めがねを買いに
めがね愛に溢れた本。近々に眼科と眼鏡屋へ行こう、と思った。でもデフレで昔よりめがねがお手頃価格で買えるようになったとはいえ、本当に気に入った1本を購うとなると、かなりお値段は張りますよね。2色使いのフレームのめがね欲しいなぁ。
読了日:07月28日 著者:藤裕美
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■ポケットに名言を (角川文庫)
一気に読むのがもったいないので、毎日少しずつ。たとえ同じ本を読んだとしても、著者とは感じ方が違うんだろうなぁ。感性の違いを突き付けられた感じです(笑)。
読了日:07月27日 著者:寺山 修司
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■誰も知らない「死刑」の裏側―秘密にされてきた驚くべき真実 (二見文庫―二見WAi WAi文庫)
死刑という制度は『仇討禁止』、つまり私刑を禁じるために生まれたものではなかったか。身内が殺される→仇討→討たれた者の身内が仇討→最初へ戻る…ときりがないからということで。現在、世界的にも死刑は廃止の方向へ向かっているらしく、著者の死刑廃止論者のよう。犯罪の抑止効果がないとか、被害者が生き返るわけじゃないとか、冤罪だったら取り返しがつかないとか言うけど、詭弁にしか聞こえない。誤判に備えて死刑をなくせとは…審議を尽くせばいいだけなのでは?万が一死刑を廃止するとしたら、無期ではなく終身刑を採用すべきだと思う。
読了日:07月27日 著者:近藤 昭二
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■アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂(うれ)う (英国パラソル奇譚)
巻を重ねるごとに、面白さもパワーアップ。身重のアレクシア女史、よたよたしながらも相変わらず活躍しまくってます。ヴィクトリア女王の時代だということをつい忘れてしまい、「電話すればいいのに!」と何回も思ってしまいました。スウォーム、復讐、出産と今回も盛沢山。アケルダマ卿の出番も多く、教授の意外な過去、と読者を飽きさせないのはさすがです。それにしても、なんだかゲイ率高くないですか?(笑)
読了日:07月24日 著者:ゲイル・キャリガー
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■お話はよく伺っております
装丁がシャレてる!電車や店の中、通りすがりの気になる会話を盗み聞き(笑)しながら突っ込んだり、続きや全容を妄想したり。子供の言葉の選び方はストレートすぎて、それがかえって哲学的で返答に窮しますね。怖い怖い。こういう女性(元)の妄想は女性には面白く感じるんですが、男性にはどうなんでしょう。
読了日:07月21日 著者:能町みね子
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■黒い団欒 (幽ブックス)
初作家さん。受賞作の一話めを読んで、頭の中がイヤ~な感じの「???」でいっぱいになった。連作短編を最後まで読むと、一連の流れは理解できるのだが、一話だけではどうにもこうにも。この短編で受賞を決めた審査委員会、すごすぎる…。怖いというより、イヤ~な感じ。
読了日:07月21日 著者:平 金魚
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■累犯障害者
塀の中のあまりの知的障碍者の多さに、刑法39条「心神喪失」の適応はなされていないのか?と驚きを隠せない。罪を犯した障碍者は出所後も受け入れる福祉施設がないとか、家族全員が知的障碍者だったら、福祉を受けられることすら知らないとか、問題山積み。近年まで聾者が犯罪を犯した場合は罪にならなかった、というのも驚きだ。聴者の手話は通じないというのも知らなかった。ただ収監するだけで、更正など行われていないということも。それにしても、同一家族内の障碍者率が高すぎる気がするのだが、これは医学的に理由があるのだろうか?
読了日:07月21日 著者:山本 譲司
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■鳥のうた、魚のうた (幽BOOKS)
初作家さん。ひとが「気持ち悪い」と思うツボを心得ている人な気がする。人面獣体って、生理的嫌悪感を呼び覚ましますね。どの短編も「なぜ」を置き去りに、圧倒的な気持ち悪さで押してくるタイプ。文中に出てくるチカチーロ本は「子供たちは森に消えた」なのかな?とか、クラス一の悪童が実はいいやつだったりするとこがキングを彷彿させたりとか、小技は効いている。
読了日:07月18日 著者:小島 水青
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■マカリーポン
彼方と此方、現実と妄想、さまざまな境界線が曖昧な物語。新刊が出るたびに「ぼっけえきょうてえ」を期待するのだが、今回もエログロ寄り。カニバル系読みながらご飯食べられる私が、気持ち悪くなりました。特に何か特別にグロいわけではないんだけど、ねっとりした空気感がそうさせるのか。行間から腐臭が漂ってきそう。小説内小説は、ちょっと読むのがタルかった。ずっとエッセイ風で押し通した方が良かったんじゃないかな。
読了日:07月14日 著者:岩井 志麻子
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■トゥルーブラッド10 絆の力 (ソフトバンク文庫)
前巻で負った怪我の回復に努めるスーキー。新たな怪我が増えなくて良かったけど、精神的にはかなりしんどそう。人間関係も複雑に絡まりあっていて、読んでいても疲れました。一応は収まるべきところにコトが収まったように見えるけど、シフター達の政治的問題がこれからどう展開するのか心配なところ。あとはエリックの目の上のたんこぶなアイツが死んでくれれば…と思ってしまう。今回の表紙もなんだか…スーキーの等身、おかしくない?クロードの髪はさらさらストレートだと思い込んでいた。もっと美しく描いて欲しかったな。
読了日:07月12日 著者:シャーレイン・ハリス,Charlaine Harris
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■ユリゴコロ
初まほかる。この物語はミステリとして読んではいけない、ある種のファンタジーとして読むのが正しい。そうすれば、行き当たりばったりに人を殺してるのに捕まらないのとか、普通でない家族のありようを『家族愛』の一言でまとめられたりしても、気にならないかもしれない…たぶん。物語としては楽しめたが、作家読みしたいかと問われると微妙。
読了日:07月12日 著者:沼田 まほかる
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■サクラ咲く (BOOK WITH YOU)
辻村さんらしからぬ、爽やかな青春物語。何があったの?と驚きましたが、掲載誌を確認して納得。中高生向けだったんですね。一見まったくの別の話の短編がみっつ。最後まで読むとその繋がりがわかる、というところは辻村さんならではかな。
読了日:07月07日 著者:辻村 深月
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■魔性の子 十二国記 (新潮文庫)
新版で出たので再読。これ大好きだったんです。当時も、広瀬に感情移入して堪らない気持ちにさせられたけど、今回も同じでした。いつだって、去る者より残される者の方が悲しくて辛い。同じだと思っていた相手との決定的な差異を突きつけられ、自分の醜さを思い知らされた広瀬。彼はこの後、どう生きて行くんでしょう。自分も少なからず子供の頃から世界との馴染めなさを感じていただけに、この物語は痛くて仕方ありませんでした。
読了日:07月04日 著者:小野 不由美
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■幻想電氣館
「幻想郵便局」の続編かと思いきや、リンクはしているものの違う物語でした。主人公の同級生が自己中すぎて、終始イライラしてしまいました。きっぱり断ろうよ!まぁ断っても聞いちゃいないんだけど…。物語の全体のトーンと、お婆さんの悪霊化が合っていない気がしました。そこはもう少し優しいエピソードで良かったんじゃないでしょうか。
読了日:07月02日 著者:堀川 アサコ
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カラスさん…















