pupsaveファイル(pup_save, precisesave-*.4fs などの名前のファイル。個人保存ファイルとかセッション保存ファイルなどとも呼ばれる。)の大きさは標準で512MBです。普通に運用していて、すぐにいっぱいになってしまいます。メニュー > ユーティリティ > 個人保存ファイルのリサイズ から、pupsaveの容量を広げることができます。
でも、またいっぱいに…。繰り返しているとキリがありません。USBメモリなどでよく使われる FAT32では 4GBが上限です。pupsaveが膨らむ理由を調べ、できるだけ大きくしない努力が必要です。
pupsaveにある大きいファイルを見つける
パピーが走っているとき、pupsaveの内容は /initrd/pup_rw か、USBフラッシュメモリからの起動(PUPMODE=13)では /initrd/pup_ro1 にあります。この中に大きいファイルを見つけることで、pupsaveが膨らむ理由を知ることができます。
大きなファイルを見つけるのに Gdmap というプログラムがあります。 /initrd/pup_rw あるいは /initrd/pup_ro1 フォルダを右クリックして Gdmap を起動します。
Gdmap は四角形の面積でファイルの大きさを表現します。四角形の上にマウスをかざすと、そのファイルの情報が表示されます。上図の例では、/initrd/pup_rw 以下を調べたところ、いちばん大きな四角形は、 root が 143.9MB、その中にある precise-571JP.iso が133.3MB であることが分かります。
見つかったファイルは /initrd/pup_rw/root/precise-571JP.iso が133.3MB。これは 頭の/initrd/pup_rw を除いた /root/precise-571JP.iso にあります。ダウンロードした .isoファイルを /root 内に置いていたものです。このファイルをここに置いておく必要はありません。削除してもよいのですが、保存するにしても別の場所にしましょう。
/mnt/home/MyDoc などのフォルダを作り、そこにこのファイルを移動してみます。/mnt 以下は pupsaveに含まれないので、」その消費量を減らすことができます。pupsaveの消費状況はデスクトップ右下隅、時計の横で分かります。
この続きは
pupsaveがいっぱいに(2) /root/my-documents に大量データを置かない
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