昨夜

宿で流す音楽について考えたとき


高台から見たあの海を思い浮かべた




旅で疲れた人が宿に到着した瞬間

ここを選んでよかったと感じてもらうために


そこで選んだ曲は

Eva Cassidy – Songbird


イントロのアコースティックギター

あの歌声


多くの人が魅了される理由はそこだろう


でも

僕がこの曲を選んだ理由はもう一つある


歌詞だ


「風が吹こうと雨が降ろうと

私はここにいる

あなたを守り 支えたい

ただあなたのそばにいるために

あなたが安心できる場所でありたい」


この一節


これが

僕が宿でやろうとしていることだ


音楽は言葉を越える


国籍も母語も違う人でも

この曲が流れていれば

空気は伝わる


宿に着いたとき

体の力が自然に抜ける



この曲をかけるのは演出じゃない


ここは安心できる宿だと

言葉を越えて空間で伝えたい


宿はまだ形になっていない


でも

こういう選択の積み重ねが

宿そのものになる


宿をやると決めてから70日目



今日も読んでくれてありがとう


このブログは

宿をやると決めた日からの記録だ


母を看取り

暮らしの中で

人が安心できる時間について

考えるようになった


まだ宿は形になっていない


それでも

こうした小さな積み重ねが

いつか宿の土台になる


そう思っている