会社の先輩が亡くなりました。


仕事中の事故だそうです。

いつもパワフルで「あの人は殺しても死なないよ」って言われてる人だったのですが。


ほんと、人の命は儚いものです。


一日一日を大切に。

当たり前の事ですが。


合掌

桂吉弥の新・お仕事です。in繁昌亭

2009年2月12日(金)会場:天満天神繁昌亭


繁昌亭3回目にして初めての1階席。

繁昌亭の座席は前後の幅が短いのが辛いと思っていたのですが、どうやらそれは2階席だけのようで

1階席はゆったりと快適でした。



桂雀五郎 「手水廻し」

言葉にはその土地でしか通じないものもあり、例えば「手水」なんてものがある…とすんなり噺に。

序盤は緊張のせいか声がかすれ気味でしたが、中盤以降はテンポ良く。

もうちょっと落ちついてと思うところもありましたが。


桂吉弥 「青菜」

今日の雀五郎さんは「間」を取っていましたなと。

雀五郎さん、昨日は「初天神」だったそうで、とにかくもの凄いスピードだったと。今日ぐらい「間」を取る

雀五郎さんは珍しい、と褒めてるのか貶してるのか。

吉弥さんは昨日は「厄払い」だったそうで。出し物が違うのだったら昨日も来れば良かったかな。

季節柄バレンタインの話もしつつ、季節はずれですがと夏の噺の「青菜」を。

いい塩梅の「青菜」でした。おかげで柳陰が呑みたくなりました。


中入り


桂紅雀 「始末の極意」

アカデミー賞の授賞式にトヨタのプリウスで乗り付けるアメリカの大物俳優。

環境問題に取り組んで…ってあんなん嘘でっせ!本当に環境のこと考えてるんなら歩きますがな

ってマクラから。

雀五郎さんもだけど、雀って文字が名前に入る噺家さんは言葉の端々に枝雀師匠を感じます。

同じ米朝門下の噺家さんでも吉朝師匠のお弟子さん、例えば今回の吉弥さんとは明らかに違う個性です。

クライマックスの木にぶら下がるところも枝雀師匠の面影を感じました。


桂吉弥 「住吉駕籠」

もともとネタ出ししていた住吉駕籠。駕籠というのは昔の交通手段ですな、という話から関西の私鉄比べ。

大阪でこの話は鉄板でしょう。阪神電車と阪急電車の違いで場内を充分笑わせてから噺へ。

この噺は去年末に柳家花緑さんの「蜘蛛駕籠」で聴いていたのですが、個人的には吉弥さんの方が数段

面白かった。茶店の親父、酔っ払い、堂島の相場師、そして駕籠屋それぞれが活き活きと演じられていました。



終演後なかなかいい気持ちになったので柳陰、もとい日本酒を呑みに天満のお店へと。


・加太のたい造り

・活さざえの壷焼き

・まぐろと田辺大根の煮物  を肴に


・王禄 丈径 特別純米 生原酒

・扶桑鶴 純米吟醸

・伯楽星 おりがらみ 純米吟醸 本生  を頂きました。


幸せな一日でした。

2月になりCS・スカイAにて阪神タイガース「猛虎キャンプリポート」が始まりました。


今年は大した怪我人もいないようですし、去年と比べてもなかなかハードな練習そうで、ぼーっと見てるだけでワクワクしてきます。

「投げる精密機械」小山正明さんの解説もなるほどと思わせてくれます。


早く春になってシーズンが始まらないかなぁと思いますが、今が一番幸せな季節なのかも。