化学変化には、様々なものがあります。
熱による化学変化が多く、熱分解等があります。他にも様々あります。
【様々な化学変化の要因】
・熱による化学変化
・電気による化学変化
・紫外線による化学変化
・酵素による化学変化
・触媒による化学変化
・物質が混ざることによる化学変化
・酸やアルカリによる化学変化
・その他……。
あるスーパーマーケット(食料品等を販売する店舗)でのこと、紫外線による化学変化(商品の品質劣化)を理解していない具体例です。写真は昨年の夏に撮影したものですが、今も改善されることなく、同じ状況が続いています。(以前、店舗に苦情というか意見を伝えたことがあるのですが、改善されていません。)
店舗の入り口が西側にあり、午後からは太陽の日差しがモロに当たっているのですが、その入り口の前に多くの商品が陳列されています。
ペットボトル飲料については、裏面のラベルに、「直射日光を避け、冷暗所で保存」と記載されています。つまり、日射(熱や紫外線)により商品が腐敗する(腐る)ことはないのですが、化学変化によって品質が低下するのです。香りが低下したり、酸味が強くなったり、味が低下したり(美味しくなくなったり)等。曇っていて直射日光が当たってなくても、屋外であれば紫外線は、かなりの量があります。(特に3月~9月)
夏場に陳列されている商品は、触ると熱く感じる温度でした。おそらく60℃以上にはなっていると思われます。箱に入った商品も陳列され、箱の中に日射は当たらないものの、触ると熱く、箱の中は相当高温になっていると思われます。
熱と紫外線のダブルになると、商品の品質については、かなり大きなダメージを受けるといえます。それも触れなくなるほどに熱くなっているということは、かなり長時間そこに置かれているからで、相当な品質劣化が想像できます。
このスーパーの店長や従業員の方は、化学変化に対する中学校レベルの知識すら身についていないのか、それとも、お客様に提供する商品を大切に扱うという意識が低いのか、それとも、売れれば良いと考えて、軽い気持ちで、とりあえず入り口前の目立つ場所に商品を並べているのか……。
とにかく、その店の入り口付近にある商品は、自分は絶対に買いません。いくら値段が安くて特売品でも買いません。品質が悪くなった(低下した)商品でも安ければ良いという人は、買っても良いでしょうが、自分は、同等の値段で販売している他の店を探して、そこで買います。
様々な要因で化学変化がおこるということを、多くの人達に知ってほしいと願っています。その店舗の人達にも、しっかり理解してほしいと願っています。
ちなみに、ビール瓶が茶色なのは(一部、緑色の瓶もあるのは)、すべて紫外線から中身(品質)を守るための対策なのです。