はじめまして。サマーです。夏は苦手です。

さて、今日はK池にいやんから聞き出したレザーの商品知識だす

レザーの真価

動物の皮膚を用いて作られるレザーは、「天然の高機能素材」と
いえる特徴を持つ。

防風性  

特に寒冷地や辺境で生息する山羊などは、毛穴が小さく保温性に優れる。

透湿性

風を密閉し、尚かつ水蒸気を内側から外側へ逃がす作用。
即ち汗による蒸れを防いでくれる。

耐久性

適度な水分、油分を与える事で素材を「生かす」事が出来る。
素材自体の劣化を手入れによってセーブ出来る。
また元来劣化を起しにくい素材である。

素材自体に引火性がない=燃えない、熱に強い為、ライダースジャケットや
ドライバージャケット、自動車の内装にも多く使われる。


ゴートレザーの特徴

寒冷地や標高の高い地域で生息出来る山羊は、
羊革よりも強度が高い。

米軍でパイロット向けに開発されたG-1フライトジャケットにもゴートレザーが
使用されていた。

牛革と比べて軽量である。

山羊、羊といった家畜は、豚ほど食用として普及していないため、
皮自体が希少である。(食肉の余剰部分=皮)

ピッグレザーの特徴

加工がしやすく個体数も多い為、コストも低いが
脂肪を多く含んだ動物なので、皮膚自体が体内の熱を逃がしやすい構造に
なっている。即ち、薄くて軽く、毛穴が多い。通気性が高い。

これらの特徴は、保温目的で着用するジャケットとしては本来不向きだが、
コスト面のメリットは大きく、廉価版の皮革製品として多く使われる。
(毛穴が目立つため、多くの場合表面処理をされている)