中近東方面から久しぶりにお客様が見えました。
一通り商談が進んで数点絞り込んで一言「○○国の△△社の方が安い!」と。
確かに類似素材は海外産にあると思いますが私たちは細かい点にも差別化を図っています。
色目はもちろん、生地強度、堅牢度などの物性データは国内流通品の合格基準をキープしています。
品質を落としてコストダウンを図る方法は無いわけではありませんがそれは選択肢のなかにはありません。
値段優先なら全バイヤーさんは海外に向かうべきと云いたいところですが止めました。
彼の言う類似素材について推察のうえですが、比較して成り立ちやスペックまで言及しても家電商品や薬品関係と違ってファッション素材の場合、いまひとつ訴求力に欠けます。
コストの易いグローバルプライスに対してニュアンスや感性といった差別化面を素材でアピールすることは難しいですね…
微妙な差別化は大差なし、同じ商品と看做されてしまう様子。(><;)
説明の結果、上質の程度は納得頂き、商談はあともう少しの段階になっているのですが、建値をUS$ベースで比較されるので今の超円高為替ベースの下、現地のマーケット相場に対して魅力のあるオファー値段ではないようです。
彼曰く「何故日本人はこの為替に抗議しないのか?」と。
実際は経団連をはじめ財界、経済界、業界の各組合など公式に訴えていると思いますが海外からみると日本人は何も行動に移していないと映るのでしょうか。
デモを起こすなどどうして民間レベルでアピールしないのかと言われてしまいました。
政治レベルでも昨今は「決断できない国」と自嘲気味な報道もあるようで忸怩たる思いです。
商品づくりや提案内容などもっと明確なものにしないと
ひたすら続く円高為替の問題について危機感はありますか?