通院の翌日は食欲も戻ったように見え、散歩にも行けました

でも、次の日には食欲が無くなり、散歩に連れ出そうとしてもしんどそうで、抱っこして外の空気に触れるだけ

その日の夜、歯磨き担当の主人が、「歯茎の色が白いんだけど、いつもこんなだっけ？貧血じゃないか？」と

慌てて、耳、お腹と確認しましたが、どこも血の気が引いたように白いのです

翌日、再度通院し、状況を伝えました

先生からは、「自分で自分を攻撃してしまう、自己免疫の病気の可能性が強く、血液検査の結果も数値がかなり悪く、いつ倒れてもおかしくない状態です」と言われました

それから1週間、毎日毎日ステロイドの注射をうってもらいに通院しました。助かるかどうかは、わからないと言われていました

吠えることも無くなりました

頭を上げることも、寝返りもできず、一日ぐったりしていました

1時間おきに体の向きを変えていました

オシッコは外に行きたがる素振りがあったので、連れ出すために抱っこした途端、大量に排尿したり、外に連れ出せても、排尿している段階で後ろにひっくり返っていました(血圧のせいかも、と先生には言われました)

もう、散歩をせがむランを見ることはできない

もう、ガツガツと餌を食べるランを見ることができない

4.3キロだった体重も3.6キロまで落ちてしまい、どこを触ってもゴツゴツと骨が当たりました

もう、助からないかもしれない

夜寝たら、明日は会えないかもしれない

通勤したら、夜はもう会えないかもしれない

そんなことばかり考えながら、奇跡を信じて日々を過ごしていました

ランが患った、免疫介在性溶血性貧血