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いつもの如く
源佐久小説です
いつもの如く
BL耐性のない方はBACKしてください
「morning」
べとべとする。
自分の掌を見て、そう悪態をついた。
相手は微妙な顔をして、こちらを見詰める。
「ほんと、すまなかった」
相手が真摯な表情でそう言うものだから、許してしまいたくなる
だがしかし
「ぜってぇゆるさねぇ」
声が掠れる。かさかさと乾燥した声しか出ない
咳は出るし、熱は出るし、動けないし、全部こいつの所為なのだから
「お前、自分が何したかわかってんのか」
「ああ・・・・。後悔してる」
「ほんとにもう・・・・・・」
しかしながら反省して項垂れる源田を見ていると、次に言おうと考えていた言葉が紡げない。
「・・・・。もう帰れ」
「帰るもなにも、同じ部屋じゃないか」
「出ていけ!」
叫んだつもりだが声があまり出ない。
熱で頭がぼぅっとしてきて、涙まじりになる。
「うーん、それは無理そう」
困ったような顔をして、それでいて悪戯を思いついたような無邪気な笑みを浮かべた源田は
ベッドに横たわる俺に接近する。
「な・・・・!」
「俺に犯されて、体調を崩す佐久間ってのも、なかなか可愛い」
「・・・・・・・!!!!ほんとに出てけーーーーーーー!!!!」
その声だけはハッキリと出た。
源佐久小説です
いつもの如く
BL耐性のない方はBACKしてください
「morning」
べとべとする。
自分の掌を見て、そう悪態をついた。
相手は微妙な顔をして、こちらを見詰める。
「ほんと、すまなかった」
相手が真摯な表情でそう言うものだから、許してしまいたくなる
だがしかし
「ぜってぇゆるさねぇ」
声が掠れる。かさかさと乾燥した声しか出ない
咳は出るし、熱は出るし、動けないし、全部こいつの所為なのだから
「お前、自分が何したかわかってんのか」
「ああ・・・・。後悔してる」
「ほんとにもう・・・・・・」
しかしながら反省して項垂れる源田を見ていると、次に言おうと考えていた言葉が紡げない。
「・・・・。もう帰れ」
「帰るもなにも、同じ部屋じゃないか」
「出ていけ!」
叫んだつもりだが声があまり出ない。
熱で頭がぼぅっとしてきて、涙まじりになる。
「うーん、それは無理そう」
困ったような顔をして、それでいて悪戯を思いついたような無邪気な笑みを浮かべた源田は
ベッドに横たわる俺に接近する。
「な・・・・!」
「俺に犯されて、体調を崩す佐久間ってのも、なかなか可愛い」
「・・・・・・・!!!!ほんとに出てけーーーーーーー!!!!」
その声だけはハッキリと出た。
今週のアニメに感化されました
馬鹿だなあ私。
佐久間どうせ選抜にならないのに、何あの公開処刑的な
可哀想だろうに!
ということで、源佐久小説。
鬼佐久やら不佐久やらのフラグが立っていましたが(偏見)、私は負けません
Are you OKey?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「なあ、聞けよ!」
いつもよりテンションが高い、俺は目の前の男を見て考える。
嬉しいことでもあったのだろう、溢れんばかりの笑顔で俺に話しかける。
奴の笑顔は毒だ。
どうしようもない独占欲に駆られてしまうから!
「どうしたんだ」
「聞いて驚け、俺、選ばれたんだ!日本代表選抜!」
瞬時、瞠目する。
佐久間の実力なら十二分にありえることではあるものの、突拍子がすぎるというか。
「まあ、確証があるわけじゃないけどな、絶対にアレは選抜候補、、、、」
くすくすと、無邪気に、楽しげに、笑う。
少し思う、奴は全く以て他人の不幸を知らない
多分、考えたこともないんだろう?
お前がその地に上り詰めるために、蹴落としてきた数々の人間の感情など
お前の前で何人が苦しんだか、考えたこともないんだろう?
「それは、良かったな」
わざと素っ気なく云う。
奴は、その反応に気を悪くしたのか、多少訝しげにこちらを見る。
「喜べよ」
芯から女王様気質の相手に、呆れる。
「お前、考えたことないだろ?」
「何を?」
「お前がそこへ行くために、切り捨てられた人間のことを」
ぽかんとして、佐久間は瞬時止まった。
「そんなの、関係ないだろう。弱いのが悪いんだ」
「そんなのことをいちいち考えてたら、身が持たねえだろう」
選ばれた君には分からない
弱い自分への責めを。
屈辱を知らない
ある意味、最弱は博識だ
ある意味、最強は無知だ
馬鹿だなあ私。
佐久間どうせ選抜にならないのに、何あの公開処刑的な
可哀想だろうに!
ということで、源佐久小説。
鬼佐久やら不佐久やらのフラグが立っていましたが(偏見)、私は負けません
Are you OKey?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「なあ、聞けよ!」
いつもよりテンションが高い、俺は目の前の男を見て考える。
嬉しいことでもあったのだろう、溢れんばかりの笑顔で俺に話しかける。
奴の笑顔は毒だ。
どうしようもない独占欲に駆られてしまうから!
「どうしたんだ」
「聞いて驚け、俺、選ばれたんだ!日本代表選抜!」
瞬時、瞠目する。
佐久間の実力なら十二分にありえることではあるものの、突拍子がすぎるというか。
「まあ、確証があるわけじゃないけどな、絶対にアレは選抜候補、、、、」
くすくすと、無邪気に、楽しげに、笑う。
少し思う、奴は全く以て他人の不幸を知らない
多分、考えたこともないんだろう?
お前がその地に上り詰めるために、蹴落としてきた数々の人間の感情など
お前の前で何人が苦しんだか、考えたこともないんだろう?
「それは、良かったな」
わざと素っ気なく云う。
奴は、その反応に気を悪くしたのか、多少訝しげにこちらを見る。
「喜べよ」
芯から女王様気質の相手に、呆れる。
「お前、考えたことないだろ?」
「何を?」
「お前がそこへ行くために、切り捨てられた人間のことを」
ぽかんとして、佐久間は瞬時止まった。
「そんなの、関係ないだろう。弱いのが悪いんだ」
「そんなのことをいちいち考えてたら、身が持たねえだろう」
選ばれた君には分からない
弱い自分への責めを。
屈辱を知らない
ある意味、最弱は博識だ
ある意味、最強は無知だ
今日は1/11。
源佐久の日です。
ということで、源佐久小説。
R-18かかってます。
18歳未満閲覧禁止です
Are you ok??
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どんどんどん
こんな真夜中に誰だ、と文句を呟きながら、ドアの向こうに誰がいるかなんて
もう見当がついている。
また来たんだろう、佐久間。
厳重に指紋認証式になっている帝国学園の寮。
自由奔放をそのまま具現化したようなあいつも、勝手に上がりこむことは出来ない。
わざと億劫そうにドアを開けてやる。
「よう」
こんな真夜中に何の用だ、なんて、無為な質問はしない。
「よう、佐久間」
皮肉を込めるが、佐久間は気付いているのかいないのか、別段反応しない。
というか、佐久間のだらけたジャージからところどころ除く素肌が、源田を苦しめてならない。
「ということで」
「え、ちょっ・・・」
さっきまで自分が寝ていたベットに潜り込まれた。
何が、ということで、だ。
ひきはがそうと思ったが、もう既にうとうとしている佐久間を見たら、何故か自分が申し訳ないことをした気分になって、出来なかった。
(肝心なところで、いつも俺は佐久間に押し負ける。)
どうしようかと佐久間を見つめていたところ、佐久間がこちら側に寝返りを打った。
「・・・ん・・・」
佐久間は居心地の良い場所に気を良くしたようで、幸せそうな呻き声をあげる。
自分の中で何かが途切れた気がした。
佐久間の形の良い唇に、深い口づけを落とす。目が覚めた佐久間が、驚愕と焦燥に満ちた眼をする。
「・・・・ぅあ、何すんだよ!?」
源田の舌から逃げるように、ベットの中で後退し、後退しすぎて壁に頭をぶつける。
「佐久間、もう我慢できないから」
「はぁ!?」
ふざけるなと言いたげに拒絶を示す佐久間を、腕力で屈服させる。
源田の抱擁の中で、なんとか逃げようとする佐久間だが、手の力では負ける気がしない。
本格的に俺が、佐久間を押し倒す状態に持ち込む。
ジャージの外側から少し触ると、佐久間がびくんと脈打つ。
本当に焦り始めたのだろう、佐久間の手が抵抗しようと更に強く足掻く。
この状況下で佐久間の躰を守るものが、いつもの制服ではなくジャージだったことは、恐ろしく佐久間にとって不利だった。
いとも簡単に佐久間の下部は露わにされる。
少しぎこちない手つきではあるものの、明確たる目的があるかのように、源田は佐久間の恥部を手で弄る。
「ひっぃ・・・」
感じたことのない恐怖と快楽で佐久間の心拍数が跳ね上がる。
心はこんなにも拒否しているのに、四肢は脳を無視する。躰はこの状況を悦んでいるのだ。
自分の思い通りにならぬ躰の反応に、佐久間は怖くてしかたなくなる。
佐久間は、先日、源田に告白されたばかり。あの時は、likeの方だと思っていたんだが。こんな状況になってから、やっとloveだと気づかされる。
佐久間は負の感情には敏感なのに、愛の感情には酷く鈍感だった。
「ゃだ、げん、だぁ・・・・!!」
「だってこんなに」
外部からのものを受け付ける構造にはなっていないそこに、指が器用に入り込んでいく。
こんな風に穢されているのにも拘わらず、反応していく躰。
涙が零れる。隠れている右目からも。
「む、無理!絶対ぃ、、、!」
指が増えていくごとに、佐久間の抵抗が弱くなって代わりに腰が微かだが揺れていることに、密着している源田は気付いていた。
幾度か弄っているうちに、佐久間が特に高い嬌声をあげる場所を見つける。
やけただれたように紅くなった佐久間の中身。
ローションを塗りこむ。
「・・・!?つめたっ・・・」
いつもの凛とした風格は消え失せて、乱れた佐久間は泣きながら、次に起こる事項を想像して恐れ慄く。
それが愛おしくて。
なんとしてでも、自分のものにしたくて。
自分の目が独占欲に濡れていく。
自分の心が独占欲に溺れていく。
「ひ、ひぁああああああ!!!」
防音効果のある部屋だが、外に聞こえるのではないかというような佐久間の絶叫。
自分の中に、本来或ってはならないものが在る。
そんな己の状態に、禁忌を犯した己の状態に、四肢は激しく興奮しているのが分かる。
恐怖も焦燥も憎悪も、苦しみすらも、全て快楽に悦楽に変換されていく。
自分の中が絆されていく。後戻りできない、もう、完全に。
「佐久間、凄く綺麗だ」
「・・・・げん、だ!、もぅ、い、いく!」
制御なんて効かなくて、半開きになった口から高音が流れ出る。
続いて源田も中に全てを放って、二人は長すぎて短すぎる沈黙を持て余した。
源田が申し訳なさそうに佐久間を見詰める。
佐久間は源田を苦々しく睨む。
源田はわざとらしく目を逸らして、ベット脇の時計を見遣る。
1/11。00:00。
無機質な時計の表示に運命を感じた
口先だけで「愛してる」と言われても簡単に無視できるけど、 態度で示されると、つい絆されてしまう
――――スタンレー・ムーニーハム
源佐久の日です。
ということで、源佐久小説。
R-18かかってます。
18歳未満閲覧禁止です
Are you ok??
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どんどんどん
こんな真夜中に誰だ、と文句を呟きながら、ドアの向こうに誰がいるかなんて
もう見当がついている。
また来たんだろう、佐久間。
厳重に指紋認証式になっている帝国学園の寮。
自由奔放をそのまま具現化したようなあいつも、勝手に上がりこむことは出来ない。
わざと億劫そうにドアを開けてやる。
「よう」
こんな真夜中に何の用だ、なんて、無為な質問はしない。
「よう、佐久間」
皮肉を込めるが、佐久間は気付いているのかいないのか、別段反応しない。
というか、佐久間のだらけたジャージからところどころ除く素肌が、源田を苦しめてならない。
「ということで」
「え、ちょっ・・・」
さっきまで自分が寝ていたベットに潜り込まれた。
何が、ということで、だ。
ひきはがそうと思ったが、もう既にうとうとしている佐久間を見たら、何故か自分が申し訳ないことをした気分になって、出来なかった。
(肝心なところで、いつも俺は佐久間に押し負ける。)
どうしようかと佐久間を見つめていたところ、佐久間がこちら側に寝返りを打った。
「・・・ん・・・」
佐久間は居心地の良い場所に気を良くしたようで、幸せそうな呻き声をあげる。
自分の中で何かが途切れた気がした。
佐久間の形の良い唇に、深い口づけを落とす。目が覚めた佐久間が、驚愕と焦燥に満ちた眼をする。
「・・・・ぅあ、何すんだよ!?」
源田の舌から逃げるように、ベットの中で後退し、後退しすぎて壁に頭をぶつける。
「佐久間、もう我慢できないから」
「はぁ!?」
ふざけるなと言いたげに拒絶を示す佐久間を、腕力で屈服させる。
源田の抱擁の中で、なんとか逃げようとする佐久間だが、手の力では負ける気がしない。
本格的に俺が、佐久間を押し倒す状態に持ち込む。
ジャージの外側から少し触ると、佐久間がびくんと脈打つ。
本当に焦り始めたのだろう、佐久間の手が抵抗しようと更に強く足掻く。
この状況下で佐久間の躰を守るものが、いつもの制服ではなくジャージだったことは、恐ろしく佐久間にとって不利だった。
いとも簡単に佐久間の下部は露わにされる。
少しぎこちない手つきではあるものの、明確たる目的があるかのように、源田は佐久間の恥部を手で弄る。
「ひっぃ・・・」
感じたことのない恐怖と快楽で佐久間の心拍数が跳ね上がる。
心はこんなにも拒否しているのに、四肢は脳を無視する。躰はこの状況を悦んでいるのだ。
自分の思い通りにならぬ躰の反応に、佐久間は怖くてしかたなくなる。
佐久間は、先日、源田に告白されたばかり。あの時は、likeの方だと思っていたんだが。こんな状況になってから、やっとloveだと気づかされる。
佐久間は負の感情には敏感なのに、愛の感情には酷く鈍感だった。
「ゃだ、げん、だぁ・・・・!!」
「だってこんなに」
外部からのものを受け付ける構造にはなっていないそこに、指が器用に入り込んでいく。
こんな風に穢されているのにも拘わらず、反応していく躰。
涙が零れる。隠れている右目からも。
「む、無理!絶対ぃ、、、!」
指が増えていくごとに、佐久間の抵抗が弱くなって代わりに腰が微かだが揺れていることに、密着している源田は気付いていた。
幾度か弄っているうちに、佐久間が特に高い嬌声をあげる場所を見つける。
やけただれたように紅くなった佐久間の中身。
ローションを塗りこむ。
「・・・!?つめたっ・・・」
いつもの凛とした風格は消え失せて、乱れた佐久間は泣きながら、次に起こる事項を想像して恐れ慄く。
それが愛おしくて。
なんとしてでも、自分のものにしたくて。
自分の目が独占欲に濡れていく。
自分の心が独占欲に溺れていく。
「ひ、ひぁああああああ!!!」
防音効果のある部屋だが、外に聞こえるのではないかというような佐久間の絶叫。
自分の中に、本来或ってはならないものが在る。
そんな己の状態に、禁忌を犯した己の状態に、四肢は激しく興奮しているのが分かる。
恐怖も焦燥も憎悪も、苦しみすらも、全て快楽に悦楽に変換されていく。
自分の中が絆されていく。後戻りできない、もう、完全に。
「佐久間、凄く綺麗だ」
「・・・・げん、だ!、もぅ、い、いく!」
制御なんて効かなくて、半開きになった口から高音が流れ出る。
続いて源田も中に全てを放って、二人は長すぎて短すぎる沈黙を持て余した。
源田が申し訳なさそうに佐久間を見詰める。
佐久間は源田を苦々しく睨む。
源田はわざとらしく目を逸らして、ベット脇の時計を見遣る。
1/11。00:00。
無機質な時計の表示に運命を感じた
口先だけで「愛してる」と言われても簡単に無視できるけど、 態度で示されると、つい絆されてしまう
――――スタンレー・ムーニーハム
