7月10日(月)に1歳馬のセレクトセール2023が開催され、今年もキャロットが参入し、以下の1歳馬を4頭購入していました。
①ミスティークⅡの2022(ミスティーク2の2022)
②キャンプロックの2022
③エルヴァスⅡの2022(エルヴァス2の2022)
④ソブラドラインクの2022
明日の当歳馬も購入する可能性がありますが、購入した馬のほとんどが募集馬として出てくると思います。
しかし、例年購入馬の多くは、他に入札者がなく、ファーストビットの一声で購入しているノーザンファーム産の馬であり、こういう場合はノーザンファーム産の馬の主取りを防ぐため、購入しているように見えないこともありません。
そこで、キャロットが過去にセレクトセールで購入したノーザンファーム産の馬で、活躍馬はどれ位いるのか検証してみました。
なお、ノーザンファームと提携しているレイクヴィラファーム産の購入馬については、キャロットで同牧場生産馬の活躍馬が出ていないことから除いています。
活躍馬の基準は、賞金1億円以上を獲得した馬として、地道にネット競馬で調べてみましたが、抜けがあるかもしれないのでその点はご了承下さい。
(抜けがあったら、教えて頂くと助かります。)
※( )内の金額は、左から購入金額、獲得賞金額
①エルデュクラージュ(2015年1歳、3132万円、1億9171万円)
②ジェベルムーサ(2011年1歳、2100万円、1億5896万円)
③ランザローテ(2003年1歳、3360万円、1億1365万円)
3頭が該当し、うちランザローテは20年以上前に購入した馬であり、現在と状況が違い過ぎるため、参考外とした方が良さそうです。
そこで、2011年から2020年(現4歳世代)までの10年間で検証してみると、セレクトセールで購入したノーザンファーム産の馬は合計18頭いて、募集されたのが16頭。
そこから2頭、獲得賞金1億円以上の馬が出ており、その確率は12.5%と、かなりの高確率で活躍馬が出ていることが分かります。
なお、ジェベルムーサは、ファーストビットの一声で購入された馬となります。
ただし、一番最近の活躍馬は、2015年の1歳セールで購入したエルデュクラージュですが、購入から8年経過しています。
その時よりセールの取引が大幅に活況となるなど、セールを取り巻く状況は大きく変化していると思います。
そのため、上記の検証結果が当てはまらない可能性も高いですが、とりあえずキャロットがセレクトセールで購入したノーザンファーム産の馬は、特に敬遠しなくても良いのではないかと思います。
注意点を挙げるとしたら、他に入札者がいなく、ファーストビットの一声で購入している馬については、やはり何か問題があるかもしれないので、よく調べる必要があるかもしれないという点です。
セレクトセール2023では、ミスティークⅡの2022、ソブラドラインクの2022がこれに該当するため、今後よく調べていこうと思います。
(ハットトリックの募集時。追分ファーム産でノーザンファーム産ではないですが、キャロットがセレクトセールで購入した馬の中で一番活躍している馬で、獲得賞金は3億5326万円になります。購入金額は7140万円、募集価格は8000万円でした。調べている最中に久しぶりに目にして、懐かしく思い取り上げてみました。)