はたらく新妻・遠距離結婚日記 -10ページ目

不規則生活

 遠距離“新婚”生活120日目。
 昨日午後3時半ごろ泊まりの仕事から帰ってきて、そのまま顔を洗ってパジャマに着替えて床に就いた。一応目覚ましを午後7時と8時にセットしていたのだが(ごくせんも見たかったことだし)、ふと目覚めたら夜中の気配が漂っていたので、そのままベッドにもぐりこんだままだった…。
 はっと気付くと、午前9時…。だんなさんからも昨夜午後8時半ごろメールが入っているが、爆睡して気付かず…。とりあえず、「18時間近く寝てた~」とベッドからだんなさんに電話してみる。
 すると、だんなさんはすでに朝食を食べたあと。新妻爆睡…。「今日は何するの?」とお互い聞いてみるが、「洗濯」「片付け」「ちょっと買い物と写真の現像」と似たような休日的ルーティンワークを片付けなくてはいけない二人でした。そんなこんなを話しているうちに「早くご飯食べなよ」とだんなさん。「うー、ベッドから出たくない~。まあ、これも遠距離婚の醍醐味、醍醐味」と新妻。でもだんなさんは納豆を食べたというので、新妻も食べたくなる。よし、納豆オムレツにするぞ!のそのそと起き出し、納豆オムレツとワカメのスープ、キュウリの浅漬けで朝食を済ませました。
 どうしても、この仕事は不規則になってしまいます。だからこそ、体を休められるときは休める。そういう風にしてます。金曜泊まりだと、土曜の昼すぎまで拘束されるので土曜はほとんどつぶれます。普通は頑張って夜まで起きていたり、夜になって起き出してご飯食べて寝たりするんですが、昨日は泥のように眠り続けてしまいました。本格的に活動を開始したのはお昼過ぎ、洗濯などを済ませ、買い物や写真の現像に出かけました。で、のんびり本を読んだりして日曜日はおしまい。ふだんの休日はこんな感じです。
 写真はタヒチ・ボラボラ島のモツ(小島)。

3高ではなく、3Cの時代 

 遠距離“新婚”生活119日目。
 恐ろしいことに、社会学をやっていた新妻の大学の卒業論文のテーマは「独身青年女性の結婚観の変遷からみる結婚の意味と意義」です。さらに恐ろしいことに恥ずかしげもなくネット上で閲覧できたりします。その中でも述べたんですが、バブル期に生まれた「高身長、高収入、高学歴」の3高信仰は、『厚生白書(平成10年版)』(1998)では、3Cへ変わったといわれている。つまり「comfortable、十分な給料」「communicative、理解しあえる」「cooperative、家事に協力的」が結婚相手の条件として浮上してきたんです。
 この卒論を書いてからはや5年が経とうとしていて、卒論の中身もだいーぶ修正や加筆が必要になってきてはいるんですが、この3C信仰はますます広がってきたと思っています。だってね。3高の女が増えてきている世の中、ましてや、負け犬の3条件(30代、独身、子なし)まで声高に言われ、実際負け犬の数だって増えて来ている世の中なんですもの。男に求めるものは変わってきました。主婦的ワーキングウーマンが大量にマスコミに登場するにつけ、その思いを強くしています。

 ~以下、卒論から抜粋~
 ~1980年代のシングル論は明るい雰囲気があった。「シングル」という言葉が、未婚者や独身者にとって代わり、「結婚を否定する生き方」がもてはやされた。おりしも、フェミニズムの興隆もあり、家族という枠から離れて、結婚にこだわらない生き方が、時代の先端を行くものという意見が目立っていた。マス・メディアはこぞって独身者の消費願望をあおって、テレビドラマもこぞってトレンディーなシングルライフを謳歌する若者を描き、それを演出する家具や耐久消費財も飛ぶように売れた。
 1985年の男女雇用機械均等法の影響もあってキャリアウーマンを目指す女性も増えた。1980年代後半には「バブル景気」の絶頂を向かえる。そこで、ぜいたく暮らしを経験した若い女性たちは、生活レベルを下げることができなくなってしまったのだ。
 しかし、このような結婚しないでいる「ポスト青年期」の男女の位置づけをめぐって、シングルを取り囲む「社会的な雰囲気」が、1990年を境に、いったん、大きく変わった。バブル景気が崩壊した1990年代以降、元気なシングル論はなりを潜める。谷村志穂の「結婚しないかもしれない症候群」(1990)や、松原淳子の 「気がつけばシングル」(1994)など、決して独身状態を肯定的に捉えていないシングル女性、「素敵な男性が現れたら結婚したい」というのが本音、積極的理由があってシングルを選んでいるのではなく消極的にシングルを選ばされているという「焦り」や「あきらめ」が入り混じる女性が描かれるようになった。
 女性たちが自分が勝手気ままに描いていた、理想の3高の男性はなかなかいないことに気付き始めたのである。そこで、こぞって一流企業の社員とお見合いのような合コンに励む女性たちや、派遣社員としていく先々の一流企業で結婚相手を探しながら働く女性なども出現した。ぜいたくな暮らしは捨てられないので、結婚相手の条件も下げることができず、本腰を入れて夫探しを始めたわけである。彼らの存在や慌てて夫探しをする女性たちのために、結婚情報サービスは急成長、結婚情報の提供を目的とした雑誌も創刊されるまでになった。~

 そんな女性の妥協が3Cじゃないでしょうか?でも、3Cの条件ってすごくぜいたく。妥協というより、新たなる理想というか…卒論の中ではさらに以下のように論じてみました。

 ~これは、「男は仕事、女は家庭」から「男は仕事、女は家庭と仕事」を経て、今は、「男は仕事と家庭、女は家事と趣味(的仕事)」という新・専業主婦志向が強まったことをあらわしている。つまり、自分が仕事をするにしても、生活のために働くパートや男と張り合って働くキャリアウーマンなどの働き方ではなく、エッセイストやライター、SOHOでインターネットを使って在宅ワークなど、趣味と実益を兼ねた自由業にあこがれることを示している。キャリアウーマンの働き方では、子育て、特に子どもがゼロ歳児のときなどに、女性に大きな負担がかかる。依然として、社会のインフラの整備は遅れ、保育所の入所を待つ待機児童の数は4万人を超えている(98年度)。安心して子育てをしなが、在宅で仕事をすることは女性にとっての新しい理想の生き方なのである。~

 趣味的仕事って、ほら、あと、フードコーディネーターや料理研究家、インテリアアドバイザー、収納アドバイザー、フラワーアレンジメント、なんとかコーディネーターなどなど…今、とにかくマスコミによく登場される主婦的ワーキングウーマンの皆さまそのもの!!だってそういう方々って、基本的にはご主人は奥さんが働かなくても良い「十分な給料」を稼いでいらっしゃると思うし、奥さんが仕事していることに「理解」があるし、「家事に協力的か」はわかんないけど、3C結婚、「男は仕事と家庭、女は家事と趣味(的仕事)」の象徴のような気がしてなりませんです。
 実際はそういう人って、ごく一部で。だからこそ理想なんだろうなと思います。そして、新妻も「趣味的仕事で生きられたら楽しいよなぁ」と思ってしまっている一人です。めちゃめちゃガシガシ稼いでますけど。あと、趣味的仕事で生きられるのって、女の特権ですよね。こういうとき、女って得やなぁと思う次第です。

 

“空想”同居生活

 遠距離“新婚”生活118日目。
 泊まり勤務なので、この日記は明けた29日に書いております。新妻もだんなさんも泊まりシフトや深夜勤務の絶えない職場で仕事をしているわけで、それは会社が違っても実質的には似たような生活です。
 朝は担当にもよるけど、今は二人とも普通の会社員レベルの出勤時間ですが(これが、担当によっては毎日地獄の超早朝出勤もあります)、帰りは日付が回ることもしょっちゅう。土日もシフトがあるので休みは不定期。ましてや、これに泊まり勤務が入ってくれば…。果たして、私たち運良く同居できたとしても、かなりのすれ違い生活が予想されるわけです。
 現在は基本的にほぼ毎日日付が変わるころに、だんなさんとは電話で話しています。泊まり勤務の日は話せません。日中の連絡は携帯メールがほとんど。e-mailは長い用件の時、文字面で確認したいことがあるときなどに利用しています。ちなみに週末婚と題した日記もありますが、実際に会えるのは運良く二人の休みが重なったときで、月に1,2度です。目標としては、行くのと来てもらうので月2回、最低でも一度は会いたいところ、そんな感じ。
 空想してみるに、同居したとしても、ただ寝るところが一緒なだけで、会話をするのは寝る直前だと思うのです。しかも今は、相手が寝ていても互いに「起こされてもいいから話をしよう」と了解の上、電話してもらいます(でもたまに気付かずに爆睡していることもある。泊まり勤務の時はたいして寝られないので、明けの日とかはかなり爆睡してしまうのです)。起こされても、嫌な感じはしません。毎日毎日、くだらない内容も多いですが、二人で「サルヂエ」見ながら、問題ときあいっこして勝負したり、いろいろとよく話しますし、とにかくなんでも話したいから。
 で、話を戻すと、もし同居していて、家に帰ってだんながスヤスヤ寝ていたら、起こせないんじゃないでしょうか?ということは、今より会話の回数が減る?なあんて。少しでもあいた時間があればそれだけ一緒にいれるわけだし、やっぱ、たまに急に暇な時間ができると一緒に住んでいればなとか思うわけですけど。でもやっぱり目の前の人とすれ違うのは辛いかも。なあんて。
 ましてや、子どもができたことを理由に私が仕事を辞めた場合…。専業主婦として一緒の家に住めることになっても、待てど暮らせど、だんなさんはいつも夜遅い帰宅なわけです。そっちの方がつらくなーい?というか、時間持て余して育児ノイローゼ一直線とか、ありえない?と思っちゃったりします。
 休みの日だって不定期だしさ。休みだと思っていても、会社に呼び出されることはしょっちゅうだしさ。まして、仕事続けて同居したら、新妻とだんなさんと呼び出される確立は2倍なわけだし。同居したら同居したで発生するストレスも相当あるなぁと思ったりするんですよ。諸先輩方は、どう割り切ってきたんだろう?
 結局は、もちろんそれでも一緒に住みたいですよ。ごはんなんて一人分作るも二人分作るも同じだから、「あぁ、このうまい煮込みを食べさせたい~」とかしょっちゅう思っちゃいますから。

うみのいきもの、ばんざい!

 遠距離“新婚”生活117日目。
 私は、三度の飯と同じくらいペンギンが大好きです(同じくらいかよっ!)。長崎ペンギン水族館というペンギンファンのメッカ(聖地)にも巡礼経験があります。だんなさんも新妻も動物園や水族館が好きで、今までかなりの数、二人で行っております。
 だんなさんは魚に目がないですけど、私は哺乳類や鳥類系(といってもペンギンのみ?)が好き。数年前、本屋で「極地の哺乳類と鳥類」とも何ともいかす図鑑が安売りされていて、即買いしました。いやぁ、あの本は最高。シロクマも鯨もペンギンもアザラシも網羅されているんだもの、やばい。
 てなわけで、写真はぜひご紹介したい、広島県宮島町立水族館のスナメリです。このスナメリ、水槽の向こうから人間が見えているらしく、水槽の前に立っていれば、いつまで経ってもそこに来てくれるの。ぐるっと水槽一周しても、自分の前に帰ってきてくれる。もう、何か、たまんないっすよ。顔がこんな風に、にこにこだし。にこにこ。
 この水族館自体が超おすすめで、冬にフンボルトペンギンがマフラーして園内をお散歩。ちょっと行進とかじゃなくて、魚類の水槽のエリアとか普通に歩いてます。しかも触らしてもらえますし、ペンギンマニア垂涎の水族館の一つです。餌づけとかもさせてもらえます。
 餌づけといえば、大分のマリンパレス(今はうみたまご?に生まれ変わったらしいまたいきたーい)のバックヤードツアーもたまらんっす。ペンギン、ウミガメの餌づけ、セイウチの赤ちゃんにタッチ、そして、何とラッコにも餌づけさせてくれるんです。やつら、立ち上がって、檻越しに魚を手で受け取る。そのとき冷たくて柔らかい肉球が、ぴとっ…。あ、ぼのちゃん…ってシマリス君の気分になっちゃいますよ。
 うちら夫婦は、ライオンの赤ちゃんとかクマの赤ちゃんとかいろんな赤ちゃん、二人で触ってます。これからも、わしわし触るっす。タヒチではヌメヌメのエイも触ったなぁ…。

いるかはいるか?

 遠距離“新婚”生活116日目。
 二人ともハードワーカーなものですから、新婚旅行は年末年始に行ってきました。どこへ行っても旅行代は激?超?高くなるので、とにかく行きたいところへ行こう!と…考えてはいたのですが、なんつったって、遠距離婚の結婚式準備ほどたいへんなものはありません(それについてはまた書きます)。10月上旬の結婚式を終えても、まだなーんにも申し込みさえしていない私たちがいました。新妻的には、イタリア周遊、青の洞窟~、うまいイタ飯~。とか欧州方面を考えていたんですけどね。めったに長期間休めないので、飛行距離が遠いところへ行きたかったので。
 でも、年末年始。寒いじゃん、ヨーロッパ…。もともと魚好きダイバーのだんなさんは南の島プランを主張していたこともあり、やっぱリゾートにするかなぁ…と新妻の心は傾いていったのでした。やっぱ、モルディブ?水上コテージ?はたして、時すでに11月上旬。重い腰をあげた嫁がようやく、前年、タイ・サムイ島への旅行を申し込んだリゾート専門の旅行会社の門戸をたたいたわけです。
 「年末年始ですか?もう飛行機いっぱいです」
 「まじですかぁ?」冷や汗たら~ん。
 「仮に経由、経由で飛行機とれても、ホテルが取れないですよぉ」
 「まじですかぁぁぁ?モルディブ以外でもよいので、どっかないですか?」
 「うーん、直行便だとバリ島ぐらいですかねぇ」
 「でも、それって、水上コテージじゃないですよね…」
 しょぼぼぼぼ~ん。肩を落とした新妻。リゾートに強い旅行会社じゃないのぉ?あぁぁ。「やばいでないか、がんばらねばぁぁ」。失意のまま、それでもあきらめずに、閉店間際の別の一般的な旅行会社の扉を押す新妻です。
 「年末年始?リゾート?新婚旅行?もうほとんど埋まってるんですよねぇ。皆さんキャンセル待ちですよ」
 「モルディブでも、ニューカレドニアでも、フィジーでもどこでもいいんですぅぅ」うるうる
 お姉さんは冷たい言葉を発しながらも、それでも重たいファイルを一生懸命めくり始めました。
 「年末出発ですよね。タヒチってどうですかねぇ」
 「タヒチ…」ゴーギャン?フランス語?あとなんだぁ?たぶん遠い遠い。
 「28日出発になりますけど、調べてみましょうか?」
 「…お願いします(本当はもう少しあと出発がいいけど)」
 まったく頭になかったタヒチのパンフレットを見せられるが、えぇぇ。圧倒的にきれいな海、さんご礁、そして水上コテージ!!すると、そんな私より興奮するお姉さんの声が!!
 「飛行機が2席だけ空いてます!ホテルも、えーっとえーっとメリディアンなら取れます!ボラボラ島の!」
 「ボラボラ島?」
 「しんじられなーい。何であいてるんだろう?あれぇ、このツアー、キャンセル待ちも取れない状態のはずなのに…」
 そんなことはどうでもいいのでーす。とれるんですかぁぁぁ!
 「じゃ、それで」だんなさんにメール早打ちで意志確認後、速攻申し込んだ新妻でした。無茶苦茶、高いけど(サムイ島オーシャンフロントスイート一週間のほぼ4倍弱の額!)。ま、新婚旅行ですから。冬ボぶっ飛びますけど。二人とも働いてますから。水上コテージですから。
 さて、美しい海のタヒチ情報を集め始めた新妻。しかもボラボラ島は「南太平洋の真珠」と呼ばれる美しい島!らしい。かなり簡単にマンタが見られるらしい。体験ダイブで見られるってかいてるHPもある。
 ということは、きれいな海でやることっていったら、ダイビングじゃなーい?Cカードって、間に合うかしら?とダイブショップ情報収集。家から近くて良心的そうなお店を発見し、もてる休みを注ぎ込んで、見事、半月で(通算3日間)、11月末にはCカードを取得した新妻でした。ダイバーだんなは大喜び。
 で、ダイブ三昧の旅行だったわけですが、マンタもナポレオンフィッシュもウミガメもサメもわしわし、この目で見てきたのです。で、ダイブポイントまでの途上「おー、ゆーあーらっきーがいず!」と野生のイルカさんたちにも出会いました。写真は、サメとエイの餌づけに行くアクティビティの途上に出会ったいるかさん方。私はフェリーなんかで旅の途中、みたことあったけど、初野生イルカのだんなさんは感激のご様子でした。

私がOB?

 遠距離“新婚”生活115日目。TBステーション(別ジャンル)に参加してみます。
 就職してこの春から6年目。気が付けば私も立派なOBです。私が就職活動を開始した大学3年の秋は98年?いつのまにやら昔ですな。ちなみに私はOB訪問と呼べるようなものはしませんでした。が、OBとは知り合うべし!のひと言。某都内大規模私立大(石を投げれば当たるという)、しかも一説にはマスコミ界の25%がこの大学出身と聞くが、とにかく知り合いのOBがいなかったので(そこまでの気合はなかった)たまたま私はしませんでした。
 それでも。実際にはたらいている人の声が聞きたいのは当然のこと。マスコミの現場ではたらいている女性たちが集まるシンポジウム(就職活動する女子向け、就職課の壁に貼ってあった、探せ!)をいくつかのぞき、かなり実のある話をきけました。今もやっているかは謎だけど、とあるシンポは、新聞も出版もテレビも全ての業界のお姉さまが来ていた。パネラーは子どもも産んでるような数少ないベテラン格の方ばかりだし(各社の育児事情とかわかる、いまもあの時の話を参考にしている)、会場に来て対応してくれるのは若手もいて、参加された業界の人は「こんなに、同業他社の人に知り合えて、他社の現状が聞けて、逆にこちらがありがたかった」というくらいのすごい機会でした。いやあ、私、今ならOB側で参加したい。
 ほかにも日テレかなんかを会場にしてやったのには、クローズアップ現代の国●さんや共同テレビの某有名プロデューサーの講演があったし。とにかく探せば、マスコミを目指す女子の会はあるのではないでしょうか。参加料は無料だったよ。
 あとは、けっこうマスコミは自社の本を出しているので、それを読んでイメージをつかむ。「就職読本マスコミ編」みたいのは熟読はもちろんのこと、さらに、個別の会社のイメージがつかめる。
 私はマスコミでやりたいことがはっきりしていたので、志望動機には苦労しなかったが、もし、イマイチな人がいるなら、OBの話を聞いて「あぁ、そうこの人が言っているこういう経験したいの」と志望動機を具体化するのは大切だと思います。それはシンポでも同じ。逆に話を聞いて「こういう生活って嫌」と思ったら、別の仕事を探せばいいのだし。自分の中の就職のイメージを具現化するのにはいいチャンス。
 あと、うちの大学はOBを呼んだ学生主催の講演会を、いつも初夏ぐらいに一週間ぶっ続けとかでやっていたけど、あれは良かった。就職目的の会じゃなないけど。筑紫●也とか室●滋とかデー●ン小暮とか、みんなお話が面白かったです。筑紫さんも、どうやって朝日に入ったとか、あのころは試験は大学が会場だったとかいろいろ話してたしな。
 それから、選考過程やセミナーでなにげにその会社にいる大学OBに知り合えたりします。「最近、うちの大学から女子アナいなくってね」とかそういうおじさまがいちいち自宅に電話してきて「会社の研修センターを訪ねておいで。相談乗るよ」とかそういうのもあったな。このおじさんはかなり人事面の有力者だったらしく(私は結局お世話にならなかったが)、私が別の会社に内定が決まった後、「あそこに行くんだってねー。おめでとう」と報告もしていないのに就職先を知っていた。これは、各社の人事担当者は、やっぱ内定情報交換してんのね。と思い知らされる出来事でしたが。
 ただ出身大学が同じというだけで、見ず知らずの若者に親近感を持ってくれるんだから、本当ありがたいことです。会社に入ってからも、学閥とかいうのでは全然なく、「あー●学部なの?」とかちょっと先輩と仲間意識持ってみたり。そして、シンポみたいに直属のOBじゃなくて、その業界の現役さんの話を聞くのは大事!とにかく、就職後の自分のイメージを作れ!そう思います。

ライバル会社と結婚?

 遠距離“新婚”生活114日目。
 マスコミ界では同業他社の人と仕事上顔を合わせることが多い。ライバル会社でありながら、なんだかんだと愚痴をこぼし合ったり、情報を交換したり…。出版でも、テレビでも、新聞でも、ライバル会社とは口をきかない、プンってことは少ないのでは?ほかの業界ではこれほど同業他社と友好的な人間関係を持つことってあるんだろうか?私たち夫婦はけして例外ではなく、同業他社と結婚したというカップルは知ってるだけでもかなりの数になる。仕事の現場では、しのぎを削る間柄なのに…。うちの場合は、一緒の現場?仕事場、同ジャンル?にいるときは付き合ってなかったので、そこら辺はクリアなんですが、知ってる中にはぜんぜんしのぎを削る間柄で半同棲生活~。みたいなことも複数例知ってます。結婚報告を受けたうちの部長はひと言「だんなに負けるなよ」。
 でも、ほかの業界でこういうことってあるんですかねぇ?例えば、ド●モの人がエー●ーの人と結婚するとか、ト●タの販売店の人がニッ●ンの販売店の人と結婚するとか、「いやぁ~。中古車展示祭で知り合っちゃってぇ~」なんて…。さく●やの人が、ビッグ●メラの人ととか。あるのかぁ~?って知り合わないかな。ファッション業界とかは知り合えそうな気がしないでも…。でも圧倒的に女子多数?全●空と日本●空とかは?…?…?…?誰か教えて!会社に来た営業マンなど、出入り業者と知り合って結婚!としても、それって基本的に異業種ですよねぇ。
 逆に言うと、この業界の女性はなかなか異業種の男性に知り合う機会が少ないということでもあります。うちの会社の女性の先輩、同期で、私が知っている既婚者10人のうち、社内も含む同業者と結婚したのはなんと9人!それくらい知り合わない。仕事の相手先は異業種といえど圧倒的におじさんが多いし…。男の人は逆に、学生時代からの人と結婚したり(女性の場合、ハードワークや転勤で学生時代の恋が続かないこと多数)、仕事先で知り合う受け付けやいろんな会社の広報の女の子と結婚したり、合コンだってやってるみたいだし…(「マスコミの女性と合コンしたい!」なんて話聞いた事ないし)。女って損だわ…もともと女性が少ないけど、本当、特殊な世界。
 む、でも、女だらけの職場。みたいな方はどんなご縁をつかんでいるんでしょう?みんな、教えて!
 

プリン&マンゴーパフェのマジック

 遠距離婚生活113日目
 なごなご生活も三日目。今日は夕方には帰らなくてはなりません。うだうだとテレビ見たり、みんゴル対決したり(マッチプレイ、だんなさんが1UP差で勝利!)お昼近くまでごろごろ生活。正直、こういうのだってうれしいんです。新婚旅行の時は、キビキビと早起きしてアクティビティにいそしんでいましたし。いつもはもっと一緒に入れる時間が短いので、あれに行こう、これに行こうってゆっくりすることが少なくて…。
 お昼前に、ブランチづくり。今日はだんなさんは魚焼き係。私は昨日のお野菜の残りでおみそ汁、めんたいこを巻いただし巻きを作り、浅漬けとオクラ&つぶコンブ入り納豆のラインナップです。めちゃめちゃおいしかった~。少し多めに作って、ししゃもとめんたいこだし巻きと浅漬けとおにぎりで、夜にお仕事のあるだんなさんの夜食弁当も作りました。
 食事後、お茶をすすりながらテレビ。だんなさんはお皿を洗っています。極楽極楽。「すごーい。姫待遇!」感激する妻です(食器洗ってくれるだけでうれしいです)。だけど、男暮らしのだんなさんの家は改善点がいっぱい。「食器洗いかごほしい(だんな宅はなくて非常に不便)。トイレのマットと便座カバーがなくてさむーい。電気ポットがあれば、いつでもお茶が飲めるー」と訴え、ホームセンターに行こう!ということに。「金魚の水草も買いたいもんね」というだんなさまと帰宅の用意を済ませて、車に…。
 ところが、日ごろホームセンターに行かないだんなさんは「うーん。こっちの道じゃなかったかも~」。妻は「えー、じゃ、早く戻ってよ」だんなさん「うーーーん」とはっきりしない。ナビで調べたら、近くにあるじゃん!ところが、また別の道に入り込んだだんなさんに「えー、halが行きたいのはこっちじゃなくてあっちの店!」。だんなさん「さっき、ここで曲がるっていったじゃん!」妻「こっちじゃだめ。すごい混んでるじゃん。戻って(ぶひーーー!)」イライラ感がつのる車内。何とかホームセンターで買い物を済ませ、でも、あーもうあんまり時間なくなってきた…。
 だんなさん「これからどこで遊ぶ?」妻「えーもう、30分くらいしか余裕ないよ。空港に向かおう」。…。依然イマイチ気まずい車内。だけど、だんなさんはそこで思い付いたのです。途中に湖があることを、そのほとりのボートハウスでお茶が飲めることを!そこで、halがありついたのが、あったかいアップルティーとプリンとマンゴーが乗ったパフェ。素敵な景色を眺めながらそれを一口ほうばったら、ああ、もう幸せ。ピザとパフェを半分こして食べれば、二人の間にあった気まずい空気はどこへやら。ぴゅ~ん。にこにこ顔で空港へ。
 この後すぐ別の仕事のだんなさんは駐車場で停車中に少しパソコンでかたかたお仕事。妻はその間居眠り…。ぐーぐー。しょぼぼ~ん。もうすぐお別れの時間が近づいてきました。「何かお土産を買ってあげる」というだんなさん。でも新妻は「何もいらな~い」。だって、帰ってそれを一人で食べてたら、思い出して余計に寂しくなるんだもん。2月は忙しそうだし、次に会えるのはまだ不確定。空港から1時間半後には自宅なんです、けっこう、あっという間の早さなんだけどな。でも、遠いな。すっごく楽しい週末だったのに、夜にはいつも以上にさびしい新妻。
 夜、電話で話しながら、「旅行に行ったときは、これで旅行はおしまいって感じでそれから日常生活に戻ったけど、今回は二人の日常生活を体験しちゃったから、終わりにするとさびし~い!」と話し合うのでした。

ありえねー!

 遠距離婚生活112日目
 「ありえねー!」のコピーでおなじみの「カンフーハッスル」がどんくらいありえないのかを今日はだんなさんと確かめに行く日です。ですが…。
 深酒をした次の日にありがちな7時前という早い時間に、ぱきっと目が覚めた嫁…。ぐー。昨日の夜どうやって寝たんだ…。微妙に気持ちわるーいって、あんた、ふ・つ・か・酔いですから~?残念っ!って言ってる場合じゃないです…。だんなさんに「水分とらねば…」。水を飲んでみるもイマイチ…。心優しいだんなさんから「インスタントのお吸い物つくってあげようか?」神のようなお声が…。「マツタケとアサリワカメと…」「マツタケで…」。ベッドの上で、ずいぃぃーっと飲みほす嫁。いったん横になるがイマイチ…。優しいだんなさんは「アサリの方が効きそうじゃない?」「それってシジミじゃ…」と思うも、また作ってくれたお吸い物をずいっと。ずいっとしか飲めなくて、う~~~。だんなさんは朝ご飯の準備をしようとする。「ダメダメ、私がやる~。ねえ、胃薬ある?」ささっと、用意してくれた漢方薬を飲む嫁。…。きぼぢわる~い。きぼちわる~い。トイレへ…。飲んだばかりの胃薬さんさようなら…。でも、復活を遂げた新妻でした。ごめんなさい。
 さて、横たわる嫁の横でだんなさんが電話で調べてくれたカンフーハッスルの開始時間は12:10から。その前にうどんでも食べていきませんか?今回、空港でさぬきうどんをお土産に買ってきたのです。なしてさぬきうどん?と思いますが、なにわや京都や神戸のお土産は飽きたのです、何回も行き来してるから。というわけで、最近はもっぱら空港で買えるおいしいものを物色してくるのです。いろいろ名産品があるよね。旅行しなくてもいろんな所のものが手に入ります。
 というわけで、だんなさんが麺ゆで係(生麺なので10分以上かかります)、嫁がダシ、ネギ刻み係と分担してブランチづくり。本当は昨日、うどん用に鶏肉の細切れも買ってきたんだけど、ちょっと体調がイマイチな嫁のため、肉も卵も却下。天かすとネギとかつお節だけのシンプルうどん。これをまた、ずずぃぃぃぃ~っとたいらげて、シャワーを浴びたら、さあ出かけますか!
 ことんことんと市電に乗って、こないだできたばかりというシネコンへ。というか、人口が60万人とかいるくせに、今ごろシネコンができたってどうなのよぉ?これまで、本当に見られる映画が少なかったのです。行ってみたら休日の昼間だっていうのにシネコンはガ~ラガラ。おーーーい!なんなのこれ?もちっとみんな映画見ようよ。
 ましてやカンフーハッスルは、かなりでかいスクリーンなのにお客さんは10人以下でした…。まあ、そんなことは気にしない。めちゃめちゃ笑いました。久々におなかを抱えて笑って、腹筋が痛くなって、涙がちょちょぎれました。子どものころ、ジャッキーチェンの映画を見て笑い転げた以来の笑い方でした(映画館では大いに笑い、大いに泣けの会会長)。とくに、ナイフを投げようとして、ぐさぐさ刺さちゃって、デブの相棒にやられて、ヘビがぶちゅーで、おばちゃんがダッシュで二人でデッドヒート、くちびるがぼてーーーん。ぐらいが最高に良かった。もう、この辺、死にそうに笑えました。ここの場面だけリピートでみたいくらい。映画はもう「ありえねー!」の連続で、CGの正しい使い方をみた気がしました。ちゃう・しん・ちーばんざい!
 そんなこんなで、大満足の二人はまた市電にことこと乗って、お買い物と昼食を済ませ、おうちへ。買ってきたシュークリームをほおばりながら、「和む休日計画」を実行。二人でプレステ、しかも「人生ゲーム」なのです。こんな、なんでもない夫婦の休日をあまり過ごしたことのない私たち。なごなごするのが、今回の週末の目標だったんです。そして、見事不動産王として勝利を収めた嫁は、夕食の用意に取り掛かります。その間だんなさんは一次仕事場へ。
 メニューも気張らない、なごみ系。だんなさんの家は、鍋一つ、フライパン一つしかないので、作る順番を間違えるとたいへんです。最初に小松菜のふくめ煮を作るために、事前に鍋でさっと塩ゆでした小松菜とおあげ、エノキダケをフライパンでことこと、ダシとしょうゆで煮込みます。もうひとつ、あいたお鍋で作る大根と鶏肉(日向鶏)の煮物は、かつお節でダシをとって、後は鶏から出るうま味と塩のみ。だいこんは、厚すぎず切ったら、イチョウ型にして早く火が通るようにします、途中で、青みのインゲン豆を投入。これにオクラを刻んでかつぶしをまぶしたのと、真っ先に付け込んでおいたキュウリの浅漬けを添えて出来上がり。だんなさんが帰ってきたころには、ちょうどいい感じに仕上がりました。これをばくばくばくーっと「ごくせん」を見つつたいらげました。かなりおいしかった、というか、これは自分でも本当に良くできた。あ~自画自賛。でもだんなさんも「また料理の腕を上げた?」と持ち上げてくれたのです。
 うれしいな、明日もまだなごなごデーは続きます。
 

週末婚

 遠距離婚生活111日目
 久々に二人とも土日連休ということで、今回は私が九州へ。しかも金曜の夕方便に乗るので、久々の2泊3日滞在です。本当に久々。新婚旅行を除いて結婚して以来最長記録(まじで?)。ちなみに、日帰りでも会ったりしてますので、二人のマイルはどんどん貯まってゆく~。東京への出張なども多いだんなさんはすでに二年連続ブロンズ会員です。それにしても、AN●は、どんどん大阪-熊本便を縮減してませんかぁぁぁ?昔は関空便もあったのに、どんどんなくなっとるぞー!。少しでも長く滞在していたいのに最終便の時間が早いというのはどういうこっちゃい!単身赴任(たぶんあんまりないけど)だけでなく、普通に観光客にとっても不便だぞ!
 帰り道、スーパーで明日の朝ご飯の材料を購入。だけど今夜は、到着するのが遅いのと、酔っぱらった奥さんが見たい!というだんなさんの希望から、ご飯は地元のおいしいものが食べられる料理屋さんへ。ウニやアワビが載った刺し盛り、馬レバ刺し、フキノトウ、マイタケのてんぷらなどを焼酎のお湯割り片手にいただきました。焼酎は宮崎の「中々」。最後はあったかいキノコたっぷりの稲庭うどんでしめて帰りました。お湯割りを4,5杯飲んだ嫁は上機嫌!というよりむしろ既にかなりの酔っぱらい。だんなさんはもともと弱いので今日は保護者として、ビールちょっとと焼酎1杯しか飲んでません。
 帰り道、だんなさんが仕事場に原稿チェックに立ち寄る間に、コンビニに収容されていました。とりあえず、無意識に「スパッチュ!ウメトラ兄弟」(かりかり梅)と使いたいシャンプーを握り締め、週刊誌を立ち読みしながらだんなさんを待ちます。立ち読みする嫁にウインドウ越しに仕事を終えただんな様が呼びかけますが、嫁は首を振りふり…。仕方なくだんなさんが保護に来ると、「スパッチュ買って!」。お会計を済ませ、酔っぱらい嫁の手を引いて帰るだんなさんでした。もう完全にこの辺から記憶はとぎれとぎれ。久々に楽しく酔っぱらいました。基本的にお酒には強くて、家族と飲むときしか酔えないタイプ。
 さぁ~て、明日は二人で「カンフーハッスル」見に行くのです!