真剣歌の会「沈丁花」

真剣歌の会「沈丁花」

真剣(何事も真面目に考え行動する)に送る日々の中で感じたことを歌にしました。優しかった祖母を偲び「沈丁花」とします。

日々の身近な生活の中で美しいと感動させられたことを歌で表現しました。

by 歌人 たちばなのきよみ

Amebaでブログを始めよう!
2016.10.3 立ち止まり辺りを探し見つけたるキンモクセイに心が和む
2016.10.4 実るほど頭を垂れる稲穂かな 巣山の里に今日も配達
2016.10.5 秋深く稲刈り後の寂しさや 巣山の空に鳶が舞うのも
     
  立ち止まり辺りを探すキンモクセイ 甘い香りに昔のことも
     
  ススキの穂アワダチソウと背比べ 小さい秋を今朝見つけたよ
     
     
  ゴミつつくきらわれもののカラスにも子供が泣くの腹を空かして
  あたふたと刈田のサギが飛びててば黄柳野の里に夕陽が落ちる
     
     
  何気なく小さい秋を見つけたよ キンモクセイの匂う小道で

 

目で見れば雲に隠れし名月も 心で観れば清く真ん丸

 

ひさかたの雲に掛かりし名月に ただただ感じ時を過ごさん

 

2016.9.15

目にすらば子供の頃を思い出す彼岸花にて試斬したこと

目にすらば子供の頃を思い出し斬りたくなるは我が定めなり

 

目にすらば子供の頃を思す恥ずかしきこと赤く染まりて

 

 

 

2016.9.10

黄柳野の寺で弁当をいただきながら詠む

 

 

山寺の蝉の法師の説教に つくづく思う五十五の秋

声高く蝉の法師の説教は黄柳野の寺に響き渡りて

サボるなよ 黄柳野の里の山寺の蝉の法師は声高らかに

 

 

2016.8.6

無限塾龍神合宿に参加



清明の縁の地なる龍神に毎年来るは呪縛なるか

山深き高野の峯をひた走り剣友集う龍神へ

古の熊野古道に分け入りて再会果たす龍の友に




2016.7.25 稲が豊かに成長している様は素晴らしいですね

雷が稲を育てると言いますが、夕立もいいものです。


鮮やかな緑眩しい稲の葉に夏風そよぐ黄柳野の里よ

打ち上がる花火に耳を傾けて風鈴の音に心安らぐ

日が暮れてまだ鳴くセミに哀愁を覚える吾に明日はまた来る






2016.7.14休日

久しぶりに天伯で草刈り、気持ち良い汗を流しました。

以前に種を蒔いたコスモスが咲いていました。





休日も蝉の声で目を覚ますあいもかわらぬ夏の朝かな

天伯の荒れ野に咲いた花見つけ元気をもらう休日の朝




2016.5.1 藤の花

渥美潮音寺にて


盃に姿を映す藤の房 上り下りは浮世の常か

花びらを数える程の暇はないされぞ知りたし藤の花かな

ありがたや実になる話説法もクマバチ暴れ藤を散らすも

説法も藤を散らしたクマバチもどちらも同じ実になる話

住職の実になる話ありがたやクマバチ暴れ藤を散らすも


2016.5.16 蒲郡

雨ふらば山の緑が深まりて空青ければ海また青し


2016.6.4  草刈り

草は己の邪念、刈り取っても刈り取っても、また生えてくる。まさに人の生き様ですね。

草刈ればまた草生える畑にて汗を流すも吾の為なり




2016.6.14  ササユリ

ササユリの姿 形に魅せられて初恋偲ぶ黄柳野の里よ




2016.6.15 サギ


水田にたたずむサギに聞いてみた今年の出来はいかがなものか

梅雨空にサギが飛び交う水田や緑鮮やか豊作祈る

梅雨空や緑豊かな水田に豊作祈りサギが飛び交う




2016.6.19 はす

山あいの朝もやけぶる禅寺にはじけて開く蓮のつぼみよ


2016.7.7 月下美人

なごりおし一夜限りの大輪に月の光がせつなく照らす

月下美人 真夏の夜のドラマかな はかなきものは美しきもの




2016.7.13 ハグロトンボ

ぬばたまのハグロトンボがゆらゆらと幽玄さそう黄柳川沿いは

黄柳川にハグロトンボの姿有り梅雨の合間の暫しの一服

幽玄の黒の衣に身を包むハグロトンボに出逢う黄柳川



2016.4.24


向山ツツジが咲いて人集う色もいろいろ人もいろいろ

2016年4月23日


戦ならまかせておけと言いたいが今は祭りののぼり旗

丘の上ずらりと並ぶのぼり旗昔の戦 今の祭りに