どれほど暴風雨に曝され、それに慣れてしまったとしても、人はシェルターを求める生き物だと思う。
そして、シェルターの居心地の良さに慣れ親しんだ頃に、人は太陽を求めてしまう生き物だと思う。

長い未亡人生活から私を救ってくれたのは前の彼(以下『T』)だった。
もう何もかもどうでもいい、そう思っていた時期。
この先、求めるものなど何もない。
適当に生きて死んでいけばいい。
深層心理は定かではないが、そう自分に言い聞かせていた。

私がブログを始め、『T』に出会った。
深い闇にいた私を徐々に安心できる場所へと連れて行ってくれる。
私よりも随分年上で、遠く離れていて、それでも全てを包んでくれる。
私は何だか心地よく、『T』の優しさに心を許し、そして再び生きて行かなきゃと思えるようになった。

お互いの事情もあり、会える頻度も極めて低く、将来的な不安や重なっていく小さな我慢、そういうものが大きくなっていってしまった。
それでも私は随分と『T』に守られていたんだと思う。
大きな愛情で包んでくれて、私の存在を肯定してくれる。

でも、私は彼に出会ってしまった。
時間を共有すればするほど惹かれていく。
その時間は、本当に楽しく優しく気持ちよく、私を温かく包んでしまう。
再び陽のあたる世界へと足を踏み入れることを躊躇わない。

かなり前向きになれたと思う。
諦めていた運転免許も手にしたし、家を出てマンションでの一人暮らしも決めた。
今こそが私の人生の始まりなんじゃないかと思えてしまう。
それほどまでに彼は私を変えてくれた。

将来に全く不安が無いわけじゃない。
でも、彼となら何とでもなるんじゃないかと思う。
きっとどうにかなるんだと思う。

多くのことがあった一年だった。

そして私は今が一番幸福だと思う。

親愛なるS.Y.さま、少し早いですが最大限の愛をこめて、メリークリスマスハート

東京に出張に向かう「彼」と、北の街に住む彼の元へと向かう私700系のぞみ
時間をずらして新幹線に乗ったのには、彼に対する罪悪感と「彼」に対する好意の急上昇を抑制する目的があったからだと思う。

私は久々に訪れた北の街で一泊し、彼との時を過ごした。

出張終わりの「彼」と東京駅で落ち合った東京
疲れていたのか、やや不機嫌そうに見えた「彼」だったが、それでも私はこの時間が未だに貴重な時だったと思っている大切

2時間に満たない乗車。
何度も肘が触れ合うキャッ
息を感じるほど、かすかな体臭を感じられるほどに近い近い

そんな空間が私の「彼」への思いを一気に燃え滾らせてしまった上

いつもなら憂鬱に感じられるこの2時間弱が、余りにも早く感じてしまい、その時が永遠に続けばいいと望んだ祈

久々に北の街へ行こうと思い立ったのは、彼に対する自分の気持ちを確認したかったからなのかもしれない。

早朝の新幹線に乗るために、前の夜は駅近くのホテルで宿泊ほてる
行きつけのバーでひとり静かに飲むべきだったんだとは思う。
でも、私は近くで働く「彼」に連絡したコラっ

カクテルとおつまみを少し楽しみ、居酒屋へ移動。
翌日、出張で都へと向かう「彼」を長く引き留めるわけにはいかないと分かっていても、日付が変わるまで一緒にいた。

「彼」の家の近くまでタクシーで送ったタクシー
タクシーを降りても、すぐに「おやすみ」が言えない。
二人で来た道を少し戻ってはまた引き返す。

一分でも一秒でも長く一緒にいたかった...友人としてET