しめ縄に下がっているひらひらした紙を、この時期、ご覧になられる方も多かろうと思います。玉串についているものも、同じものです。


これを、紙垂(しで)と言います。半紙や各種の和紙、特に奉書紙などがよく使われるものでしょうか。


今日は、この紙垂の作り方をお話ししたいと存じます。


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まず、横に長い長方形の紙を、真ん中で谷折りにします。それから、左半分を右半分に重ねるように折ります(写真の矢印の向き)。



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いまいち暗い画像ですが、型紙を書くとするなら上の写真のようになります。横は四等分、縦は三分の二です。そして、この写真の直線部分を切ります。なお、前の写真のような折り方をしていますと、左側が袋になっていますね。


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それぞれ切りましたら、左から順番に、手前側に折ります。この写真は一回折ったところです。


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二回目に折り返したところです。お分りかと思いますが、折った部分が直角(L字型)になるようにします。


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三度折りまして、完成です。



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一番上の部分を縄にはさむことが多いと思います。その際、このように上で三角形を作っておくと、はさみやすいです。


当社ではこういう形で紙垂を作っておりまして、また、こういう形のところが多いかと思いますが、違う神社ももちろんあります。それから、他のタイプの紙垂と併用することもあります。したがいまして、念のため、これが唯一無二のものではないことを、お断りいたします。


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ちなみに、こちらは当社の宮司作の紙垂。実際にこれから使うものです。