「鈴木その子さんから、お電話かかってきてるみたいなんだけど、しのぶちゃん・・・」といわれたのは私が高校一年か二年かのときで「美白の女王」といわれたその子さんは、テレビにも引っ張りだこであったから、母の驚きも無理はないのである。

「はい、蘇原です、こんばんは。」

おそるおそる電話を受け取ると、渋い声が電話の向こうから聞こえてきた。

「もしもし、鈴木その子でございます。。」


ヤバっ、、、たまたま友達と出かけたその子さんの講演会で、日頃のうっぷんを気まぐれにアンケートに書きまくってしまったのを思い出す。あぁ、マサカのその子さんを怒らせるなんて。


「美しい」と「美白」ということが、日本ではニアリーイコールになっているが、欧米では健康的な肌色こそ美しいという考え方をする国も多くあるし、前職が白斑の専門病院であったこともあって、「美白」という言葉には慎重になる。

色が白くぬけることに悩むケースを多く見ている。レーザーでシミ取りなどをしたあとに、色が抜けることもある。

色を白くしたい人、黒くしたい人、どちらの方もいらっしゃって、イーブンにともに効く方法というと、フラクショナルレーザーをご紹介したい。肌のターンオーバーを促すとどちらも良くなっていく。


「アンケート、全部読んでるんですよ。貴女のも読みました。
貴女は医者になったほうがいい。
向いてるから・・・。」

まぁ、なんでそうおっしゃられたのかわからない。その子さんのお告げで医者になったわけでもないが、くしくも私は皮膚科医となり、美白と関連する仕事をするようになった。

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その子さんのホームページより引用


そして、ミンクのショール。


自意識過剰で路頭に迷う田舎の高校生に、何度か連絡をくださったばかりか、クリスマスプレゼントをくださった。


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その子さん、私、医者になりました。
確かに向いているみたいです。
その節は本当にありがとうございました。


ミンク、めっちゃ、あったかいっす!



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