シミ の一つ、肝斑についてご説明しますね
患者さまが「シミ をとってください 」とおっしゃるとき、
患者さまは、「シミ 肝斑(かんぱん)」と思っていらっしゃることが多いように感じます
メディア で肝斑(かんぱん)がクローズアップされることが多いことと、
肝斑(かんぱん)はレーザー治療をしてはいけないということがあるからかな と思うのですが、
肝斑(かんぱん)という言葉に敏感な方が多いように感じます
しかし、シミ の中で、肝斑(かんぱん)の比率というのは、決して多くないのです
一番多いのは、老人性色素斑というシミ です
60%くらいのシミ がこれです
(ちなみに、老人性色素班は、レーザーで綺麗にとれます!
こちらはまたブログ記事に致しますね )
では、肝斑は?といいますと、5%くらい。。
「このシミ が肝斑なのかわからなくて・・」
とおっしゃる方のために、なるべくわかりやすく肝斑を説明してみます。
チェックポイント
肝斑というのは、基本的に日光で濃くなるシミです
ですから、目のまわり(ガイコツ💀で、骨のない目の周りの凹み)にはできません。
日光 が当たらないからです。
チェックポイント
日光 で濃くなりますから、左右対称に、両ホッペタにできることが多いです。
片側だけ日よけしてる方、いませんよね?
チェックポイント
日光で濃くなりますから、
夏は濃く、冬は薄いです。
チェックポイント
ホルモンとの関連性が言われています
生理の前に濃くなる、妊娠 ・出産・避妊ピル を飲み始めてできた、などというのは肝斑の可能性が高いですね
チェックポイント
左右対称にある、色調が同じような、茶色のベッタリとした感じのシミです
チェックポイント
色黒の人にできやすいようです
(ちなみにソバカスは、色白の方にできやすいです。)
いかがでしょうか
なんとなく、シミの中の、肝斑のイメージがわいてきましたか?
キーワードは、太陽 ですよ~
肝斑のある方、UVクリームは必須です
それでは、治療です
治療 トランサミンという薬を飲むこと
治療 ハイドロキノンやトランサミンの塗り薬
治療 トランサミンなどをイオン導入という方法で、皮膚に導入すること
治療 レーザートーニング
レーザーをすると、逆に濃くなってしまうので、レーザーは絶対ダメ!と言われてきた時代がありましたが、最近は、弱いエネルギーできちんとしたスケジューリングでレーザーを当てることにより肝斑を薄くする治療がでてきました(レーザートーニング)。
ただし、このレーザートーニングは、途中でやめたり、アフターケアなどをしっかりしないと、うまくいきません ので気を付けて頂いたほうが良いかな、と思います
いかがでしたでしょうか
肝斑(かんぱん)なのかな~、違うのかな~と悩んでいた方の少しでも助けになれればうれしいです
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